難しい?音響学
音響学って難しいですよね。お気持ちわかります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストの音響学7選!が分かりますよ。簡単に説明しますからご安心を。
1.倍音
ギターの音って倍音ってのが沢山鳴ってるんです。例えば6弦開放のE音ならだいたい82Hzなんですね。その82Hzの音だけが鳴ってるんじゃなくて、その倍の164Hzとか、3倍の246Hzとかもなってるんです。この重なり具合が「音色」なんです。
2.歪みとは倍音を増やすこと
ディストーションやオーバードライブで歪みを増やすということは倍音の量を増やすということなんです。これだけ覚えておくとかなり便利ですよ。
3.ミッシング・ファンダメンタル
歪みによって倍音を増やしていくと元の一番低い音(6弦開放なら82Hz)が聞こえなくなっちゃうんです。なのにも関わらずその音(6弦開放なら82Hz)を認識することができるのが人間の耳のすごいところ。
4.カクテルパーティ効果
複数の音が同時になってる時に特定の音に集中するとその音だけを抜き出して聞き取ることが出来るんですよね。すごいですね人間の耳って・・・。
5.マガーク効果
「ダーダー」と人が言ってる音声があるとします。でも同時に口を閉じて「バーバー」と言ってる映像を見せられると「バーバー」に聞こえちゃうんです。それだけ視覚に聴覚が左右されるってことですね。
6.エンベロプ
音は倍音構造のように周波数領域だけを見るだけじゃなくて、時間変化も見なきゃどんな音か分からないんです。それを知るのがエンベロプです。音には4つの時間があり、アタック・ディケイ・サステイン・リリースです。弾き始めた時、その音がちょっと小さくなる時、延びる時、消えてゆく時って感じです。
7.可聴限界
人間の耳って20Hzから20kHzまで聞こえる・・・というかピッチを認識できるんです。ピアノの最低音から最高音までと考えるといいでしょう。で、成人すると徐々に高音が聞こえなくなり・・・老人になると低音しか聞こえなくなる・・・って感じです。(お年寄りには低い声でボソボソお話してあげましょう)
まとめ
トータル・ギター・メソッドでは毎日フェイスブック・レッスンを実施しています。そして曜日ごとにテーマを変えてワンポイント・レッスンをしています。火曜日は「音響」についてのワンポイント・レッスンです。このレッスンを聞いた後にそこから派生する新たな質問をガンガンすることによってたくさんの知識を見つけて頂けます。是非、ご利用ください。
細かいことは以下の本だけ読んでおけば大丈夫だと思います。ご不明点はいつでも質問スレッドへどうぞ。
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