分数コード
分数コードって押さえ方がよく分からないですよね。ベース音とコードの組み合わせなので果てしなく可能性がありますものね。(もしそもそも分数コードが何か分からない方はこの記事を参照して下さい)
心配無用です。
この記事を読んだら、分数コードの押さえ方が分かりますよ。
目次
方法
まずベース音を押さえる。余った指で届く場所のコードを探す。
これだけです。
当たり前?
「そんなの当たり前」って思いました?逆やってるギタリストが多いんです。例えばDm7/Cがあるとしましょう。5弦5フレット人差し指のDm7を押さえてから「うぅぅ・・6弦8フレットのCが届きにくい・・・くぅぅなんとかして5弦3フレットのCがおさえられるかな・・・」って頑張る人います。やってるでしょ?
そうじゃなくてまず6弦8フレットでも5弦3フレットでもいいのでベース音を押さえちゃうんです。そこからコードを探します。仮に6弦8フレットを選んだとしましょう。人差し指でそのCを押さえたら薬指で4321弦の10フレットをベタッと押さえちゃえばDm7/Cの完成です。5弦3フレットを選んだとしましょう。薬指でそのCを押さえたら3弦2フレット、2弦1フレット、1弦1フレットを押さえればDm7/Cの完成です。
分かります?そもそも5弦5フレット人差し指のDm7なんて関係なくなるんです。5弦5フレット人差し指のDm7を押さえてから考えるから混乱してた訳です。
自分が正しい順でやってるか確認して下さい。
確認方法
自分が正しい順でやってるか確認する方法は簡単です。「うりゃ・・・!」と物理的、身体的に努力をしてたら逆の順です。分子のコードの構成音や場所など頭脳で努力をしてたら正しい順です。
まとめ
分数コードの押さえ方はまずベース音を押さえる。余った指で届く場所のコードを探す。
でも、めんどくさかったら私に聞いて下さい。開放弦使ったり裏技も結構ありますし、音楽理論上は正しくても音響学的にふさわしくない押さえ方もあるんです。
参考になれば嬉しいです。
津本幸司