満足度が低い・・・
大人のアマチュア・ギタリストからご相談頂きました。
「ギターを買っても買っても満足できないんです・・・」
あるあるですね。最初に買った時の胸の高鳴り・・・2本目を買った時の充実感・・・どこいっちゃったんでしょうね?
心配無用です。
この記事を読んだら、ギターを買いましても満足度が低い理由が分かりますよ。
目次
結論
限界効用逓減の法則
があるからです。
むず・・・
大丈夫。わかりやすく説明します。
限界効用逓減の法則とは
限界効用逓減の法則は「げんかいこうようていげんのほうそく」と読みます。
私は昔Gossen's first lawとして勉強しました。(よけ〜分からんようにするなってww)
分かりやすく言うと、欲しいものを最初に買った時の満足度を100点とすると、2つめは80点くらいになり、3つ目は50点くらいに・・・って減っていくって意味です。(たまにビールやコーヒーなどの飲み物で説明する人いますが、厳密にはそれは間違いです。)
ギターも同じ
ギターも一本目買ったらめっちゃ嬉しいですよね。その満足度たるや!って感じです。でも二本目のギターって一本目ほどじゃないですよね。三本目のギターくらいからそれに気づき始めます。
良くない対処法
この限界効用逓減の法則に気付いてしまう人の自己満足度への対処法が高級品への欲求です。10万円のギターを買って100点の満足度が得られて、二本目で80点、三本目で50点・・・「満足度が半分だから倍の金額の20万円のギターを買えば同じ満足度になる!」と思っちゃいます。そして20万円の4本目で見事同じ満足度を得られたら、次は30万?いや倍の40万円のギター!やばいループにはまります。
そのやばいループにはまるのも理由があるんですよね。
やばいループにはまる理由
そのやばいループにはまる理由が参照基準点の移行時間です。参照基準点というのは「自分のギターは10万円」と思ってるってことです。周りの10万円のギターを持ってる人が仲間に見えてきて20万円のギターを持ってる人が上の人に見えてきます。20万円のギターを手にするとちょっと偉くなった気がします。でも数週間から数ヶ月経つと「自分のギターは20万円」という参照基準点が定着するので、10万円のギター持ってる人は目に入らなくなり、20万円のギターを持ってる人が仲間に見えてきて、40万円のギターに憧れるようになります。
怖いのは、基準への移行時間(数週間から数ヶ月)と、使いこなせるまでの時間(数週間から数ヶ月)と、ギターの値段である10万〜100万超を貯める時間(数週間から数ヶ月)が絶妙に合っちゃうんですよね!
ループの先には
無限ループの先に待ってるのは「満足度の飽和状態」です。対数的に変化するからです。どれだけ高いギターをどれだけ数買っても満足できなくなるんです。
それが楽しい!
ま、でもですね・・・その満足できなくても、ずっと求めるのが楽しいんですよね♫そして、ギターじゃ満足できないからアンプに・・・エフェクターに・・・っていろいろやるのが楽しいんです!
だから満足度が得られないことは考えなくてオーケー!って思いませんか?
まとめ
限界効用逓減の法則があるってことと、自分の参照基準点を知っておけば、なぜ満足しないかが分かると思います。
でも!いいじゃないですか!買っちゃえ!買っちゃえ!大人だもん!(奥様に文句言われたら極悪人津本幸司の指示と言っとけば大丈夫です♫)
お金持って死ねないから、大人のギタリストは消費しまくって景気よく行きましょう!
本日もいってらっしゃいませ!
津本幸司
おまけ
ちなみに男性の場合は、これらの原理に加えて「収集癖」があるんです。旦那さんが趣味のギター、ゴルフ道具、釣り道具、車用品を買いまくって奥さんが怒るのはこれが原因です。ま、もうしょうがないですね♪
【セミナー情報】
【ギター教材の集大成:TGM】
【プロ志向限定のギタースクール:ISM】
【一つ上の豊かさを提供するギター同好会:EGC】