32分音符を含むカッティング
今回は32分音符を含む高速カッティングの注意点について解説します。
パターン
まずこのパターンを見て下さい。このパターンは12編から構成されるトータル・ギター・メソッドⓇの「カッティング編」F078番です。トータル・ギター・メソッド本編をお持ちの方、もしくは書籍だけでもお持ちの方は該当箇所をお読みになって、お手本動画を見て頂いてから以下の注意点をお読み頂くとより効果的に学習できると思います。書籍のリンクはこの記事の最下部に添付します。
注意点①32分の理由を知る
このパータンの2拍目の裏裏(16分音符の最後)に32分音符が入っています。その理由をまず理解しましょう。これは3拍目に向かいたくなる雰囲気を演出するためであり、そのようなグルーヴが必要な楽曲を想定しているということです。それを理解した上で練習すると「グルーヴを犠牲にしてまで32分音符を技術的に練習するのは矛盾する」ということに気付きます。グルーヴが先で、技術が後の順番だと考えるのが高速演奏技術の最も大きな注意点です。
注意点②9thコードの3度の鳴り
上記のE9を押さえると中指の腹が4弦に当たってしまい、3度のG♯が鳴らない人が多いんです。個人的には5,6弦の間を押さえるようにすると4弦が綺麗になるのですが、ご自身の手で「工夫」して鳴るようにして下さい。
場合によっては右手でピッキングしてない場合もあります。高音に集中すると鳴ってないことに気付かないものなんです・・・フェイスブック・レッスン会員様は私が指摘します。
注意点③6弦と1弦のピッキング
6弦に浅く、1弦に深く当たるようにピッキングしてしまうと、高音が強くでるので弾けた気にになるのですが、薄っぺらいカッティングになりますので、6弦から1弦まで均等に当たるようにしましょう。
まとめ
以上高速カッティングの注意点でした。動画でも説明していますので、以下をご覧下さい。
津本幸司
トータル・ギター・メソッド【カッティング編】はAmazonで書籍で2,200円でお求め頂けます。カッティング編を内包するトータル・ギター・メソッドⓇ本編をお求めになった際に1000円お返ししますので、実質1200円の印刷代だとお考え下さい。
トータル・ギター・メソッドⓇはエイジアンサウンド・インターナショナル・インコーポレーテッドの登録商標です。
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