最初は仲良かったのに
相談されました。
「ライブ計画する度にバンド内の人間関係が悪くなるんですけどぉ」
分かります。大人の音楽家でも、音楽仲間とある時期を境にギクシャクし始めるってありますよね。思い返せば学生の時も1学期は仲良くしてたのに2学期あたりからギクシャクし始めましたよね。どうしてこんなこと起こるんでしょうか?
心配無用です。
この記事を読んだら、音楽仲間の人間関係が悪くなっていく理由が分かりますよ。
目次
結論
解釈レベル理論によるもの
解釈レベル理論とは
解釈レベル理論とは時間的に遠いことに高次解釈をして、近いことに低次解釈をするってことです・・・わかりにくいですね。
例
バンドを作って1年後のワンマンライブを目標にするとしましょう。最初は「音楽活動ができる!」「ライブ楽しそう!」という本質的な解釈ができます。これが高次解釈です。
で、練習したり、リハーサルしたりも楽しく、会話も大きな夢について盛り上がります。でも、いざワンマンライブ一ヶ月前になると「チケット売らなきゃ」「機材の準備しなきゃ」「練習間に合わない」「メンバーとリハーサルの都合が合わない」「いろいろ大変」と副次的なことが気になります。これが低次解釈です。
時間が近くなると低次解釈が本質的な高次解釈より上回っちゃうんです。
さらに
偽の合意形成効果とナイーブ・シニシズムというのがあり。(この記事参照)上手く行かないことを人は仲間のせいにし始めるんです。だから、みんながストレスだらけになってギクシャクし始めるんです。
学校でも2学期の文化祭前にギクシャクし始めるのはそのためです。
対処法
対処法・・・ないんです。人間だからしょうがないんですよね。だから、ギクシャクし始めたら「時間バイアスが掛かって選好の逆転が起こってる」と思って仏様のように見守るのがいいでしょうね。
まとめ
音楽仲間の人間関係が悪くなっていく理由は解釈レベル理論によるもの。
さあ、大人のギタリスト達よ!なにがあっても私達は「知」という防衛具を纏おうではありませんか!
私はですね、このように人間関係にも悩める大人のギタリスト達がとても輝かしく見えておりますよ!心から応援しています。
今日も一日元気でいってらっしゃいませ!
津本幸司