ギタリストの音楽理論
音楽理論って難しいですよね。しかもたくさんあって、どれから手をつけていいか分からないし、どの程度解釈できればオーケーかも分からないし、どこまで実践できたらいいのかも分からない・・・お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストのマスト音楽理論7選が分かり、どこまで理解できて、どこまで実践できればいいかが分かりますよ。
その3はセカンダリー・ドミナント
その3は「セカンダリー・ドミナント」です。ダイアトニック・コードの中にはドミナント・セブンが1つ含まれますよね。これってトニック・コードに向かって5度下降して解決したくなる「ドミナント・モーション」という性質を持っているんです。だからスムーズにトニックに解決して「終わった感じ」になるんですね。で、このドミナント・モーションだけを引っ張りだして考えると、適当なコードから数えて5度上のドミナント・セブン・コードを弾いたら直後にそのコードに解決したくなるじゃん!という発想になります。それらをダイアトニック・コードのトニック・コード以外で応用したのがセカンダリー・ドミナントです。
どこまで理解できればいいか
どこまで理解できればいいか。まずは、キー=Cのダイアトニック・コードに対するセカンダリー・ドミナントが全て導き出せればオーケーです。
CMaj7はトニック・コードなので既にG7がダイアトニック・コード内に含まれます。
- Dm7に5度下方向に解決したくなるのはA7
- Em7に5度下方向に解決したくなるのはB7
- FMaj7に5度下方向に解決したくなるのはC7
- G7に5度下方向に解決したくなるのはD7
- Am7に5度下方向に解決したくなるのはE7
上記5つがセカンダリー・ドミナントです。ちなみにダイアトニック・コードの7番目のBm7(♭5)はそもそも不安定なコードなので、不安定なコード解決するというのが矛盾するのでセカンダリー・ドミナントは存在しないと考えます。
どこまで実践できればいいか
どこまで実践できればいいか。任意のダイアトニック・コードを弾いて、それに解決したくなるセカンダリー・ドミナントがすぐに見つけられるようになるだけで大丈夫です!
まとめ
このセカンダリー・ドミナントについてはトータル・ギター・メソッド本編の理論編に詳しく紹介しています。理論編は音楽理論の項目を100個に細分化して学習しやすくプログラムしていますので是非ご利用ください。
あのですねぇ・・・学習内容よりも学習順序が大切であること・・・ご理解下さいね。
津本幸司
関係ないですが、自宅で弾いてても、スタジオでも、ライブでも、「音をスッと大きくしたい」そんな瞬間に踏むのはこれですね。シンプルな作りと直感的に分かりやすい10段階が使いやすいです。
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