パブリック・スピーカー
アメリカにはパブリック・スピーカーと呼ばれる「公的なスピーチをする」職業が流行しており、自己啓発系からビジネス系から金融系からスポーツ系まであらゆるジャンルがあります。その人達が必ず「どんな専門家よりも優れてる職業」として例で取り上げるのが音楽家なんです。物凄く崇敬されてます!なんでかよく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだらどうして彼らパブリック・スピーカー達が音楽家を崇敬するか分かりますよ。
根拠
音楽家は右脳と左脳をバランス良く使う専門家だから。
右脳と左脳
私達音楽家は音楽理論や技術的な学習を左脳で行うのですが、パズルみたいに音楽を組み立てるだけではダメですよね。感性豊かに右脳の発想を使わなくてはいけません。このバランスを上手く取れるのが音楽家なんです。
あのバークシャーアンドハサウェイのウォーレン・バフェットも難しい話をした後に「そんな難しい脳の使い方は音楽家でもないかぎりできないから・・」と話を続けています。
バークリーに来るハーバード卒の金融マン
日本では東大とか卒業すると官僚になる人が多いのですが、アメリカではハーバードなどの一流大学を出ると金融に行く人が圧倒的に多いんです。私の母校であるバークリー音楽大学の近くにハーバードがありました。ハーバード卒で1年間ニューヨークのウォール街(金融街)で働いた人が2年の休暇を取ってもう一度バークリーに入学してました。私はてっきり「あぁ音楽家好きだったんだなぁ。若いうちにトライしたかったんだろうなぁ」と思ってたのですが、大間違い。ジャズのアドリブ時に使う「右脳」労働に磨きをかけるための行為だったんです。それもそのはず・・・はっきり言ってハーバードのギタリストってバークリーのギタリストより上手いんです。わざわざバークリーのようなゴミ大学に「学習のため」に行く必要はないんです。どちらかというと全員が朝から晩までアドリブしまくってるという「環境」を手に入れるために来てたんです。しかも高給のウォール街での仕事を休んでまで・・・今頃すごい金融マンになってるんでしょうね。
ISMギタリスト養成所にも
私が運営するISMギタリスト養成所はプロ・ギタリスト育成の組織ですが、一般公開の「年末年始の5分刻みの総復習」や「夏のスパルタ集中講座」などはあらゆる業界のトップ・プロが「右脳労働の強化」のためにいらっしゃいます。
まとめ
音楽家の皆さんは「理想の脳の使い方ができる人!」と思われてることを自覚して頑張りましょう。
あ、威張っちゃいけませんよ!www
津本幸司