音楽家
音楽家ってどんな商売だと思いますか?プロになりたい、音楽家になりたいとか思ってる人が多いのですが、どんな仕事か分からなければ目指すこともできないですよね。面倒なのでザッと列挙します。
ライブ・ミュージシャン
ライブ演奏でチケット代で生計を立てる音楽家です。人気音楽家になって安いチケットをたくさん売るか、私みたいに超高額ボッタクリ限定ライブをするかでないと生計は立てられません。
スタジオ・ミュージシャン
レコーディングをする音楽家です。今の時代誰もがホームスタジオを持っていますので仕事は激減です。よっぽど上手いか珍しいかでないと生計は立てられません。
作曲・編曲
作曲して印税をもらったり、編曲をして手数料をもらう音楽家です。前者は一攫千金のチャンスもありますが、後者はただの作業です。知名度が低いと生計は立てられません。
マニュピュレーター
打ち込みをしたり、編曲作業を補佐する役割です。音楽の総合的な知識とコンピューター周りの知識が必要ですが、作曲家・編曲家の下の立場でただ安値でこき使われる状態です。
エンジニア
音楽業界でのエンジニアとは録音技師やミックスやマスタリングを行う人を差します。これはスタジオに雇われてるサラリーマンです。自分でスタジオを建てて自営業とする場合もありますが、ホームスタジオが進化した今ではボコボコ潰れてるのが現状です。
アーティスト
自分の音源を売る音楽家です。音源は無料化になりましたので、人気商売では生計は立てられません。
レッスン
レッスンなんてのは「音楽家の仕事」ではありません。音楽家として食べていけない人が泣く泣く子供相手に行うそのばしのぎです。
その他
ディレクターはお茶汲みのお情け名称です。音楽ライター、音楽出版社、楽器店、スタジオ受付、ライブハウスのゴミ拾いなどは音楽家とは無関係です。
食えない
「音楽なんかで食えない」と思いますよね?でも、私の育てた音楽家達は見事に音楽で生計を立てています。カラクリがあるんです。そしてそのカラクリが毎年変わるんです。その変化を知ってるか否かが肝心なところです。
例えば
私は1996年はライブ・ミュージシャンでした。1999年はアーティストです。2001年はスタジオ・ミュージシャンでした。2002年からは作編曲がメインの仕事でした。インターネットができて、ブロードバンドができて、ミレニアムが来て、スマホができて・・・の時代の変化に合わせてきたんです。2013年にセミリタイアした時にはほぼ演奏はしていません。その証拠に、現在進行系で読者の皆さんは何かしらの形で私にお金を払ってますよね?それって私の「演奏」に払ってる訳じゃないでしょ?たとえ私のアンチだとしてもきっちりGoogleの広告費やAmazonやサウンドハウスのアフィリエイト代を間接的に払ってるんですよ。
2023年はどうするか?
セミナーを受講した方はお分かりですね。一緒に頑張りましょう。
まとめ
過去の音楽業務では生計は立てられませんよ。からくりに気付いて下さい。
津本幸司
ギタリストを目指す方の技術と知識は以下で網羅しました。これだけ持ってれば他は不要です。バークリーと藝大とISMギタリスト養成所をギュッとまとめてます。