ギター指導
トータル・ギター・メソッドにはビギナーズ編があり、6名の講師が初心者を教えてくださっています。そんな講師の方から「このような時はどうすればいいですか?」とよく質問頂きます。適切なギター指導の方法ってあるんですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、適切なギター指導の方法が分かりますよ。
結論
適切なギター指導の方法とは
「その生徒に合わせる」
拍子抜けするほど当たり前のことなんですけどこれが奥が深いんですよ。
少ない
「その生徒に合わせて指導するなんて当たり前だろ!」と思ってるギターの先生でほんとにその生徒に合わせられてる人は少ないです。ほとんどが「自分が思っていることを教えているだけ」です。
例えば
「チョーキングの時は親指はネックの上に出した方がいいですか?」と聞かれたら「はい」と答えたり、「ストロークはしっかり腕を振ろう!」と断言したり、「ここはこのスケールを弾くべきだね!」と提案したり・・・「知識」を教えているのではなく「思い込み」をぶちまけてるだけの先生が多いんです。
その生徒に合わせるとは
例として私なら以下のように指導します。
チョーキングしたことのない女子高生が一生懸命第一関節を伸ばすことでチョーキングしようとしていたら
- 「チョーキングの時は親指はネックの上に出した方がいいかもしれないですね」
体の大きなプロ志向の上級者が軽く第一関節だけを伸ばしてチョーキングしてたら
- 「初心者が真似しちゃうからちゃんと親指をネックの上に出してチョーキングしろ」
手の小さな中級者が親指をネックの上に出してチョーキングして中途半端な音程になってたら
- 「親指をネックの裏にやって手の重みで下方向にチョーキングしてください」
歪な形でチョーキングしてる初心者がいたら
- 「ネックを握り込むような感じがいいんじゃないでしょうか」
何が違うか
その生徒に合わせて指導内容が違うなんて当たり前なんですが、何が違うかと言うと、ほんとの違いは「語尾」なんです。上記の例でも私からの強制力が違うのがわかるでしょうか?この違いをうまくコントロールしないとダメなんですよね。
まとめ
目的は1つ。その生徒を上達させること。でも、回避すべきは挫折感。そして最も大切なのは楽器を音楽を引き続き好きになってもらい「楽器を触れて音楽に携わってる時間が幸せ」と感じてもらうことです。ここをおさえたら自動的に指導の言葉が出てくるものです。皆様がいい先生に出会いますように。
トータル・ギター・メソッドでは全ての方に私が直接指導しています。
(プロ志向の方はISMギタリスト養成所へ)