短期戦?
若さを活かして短期戦で勝負する!
私も20代前半でやってしまいました。大学を中退してメジャーデビューし、チヤホヤされながらも1年経つと下火になり焦り、2年経つとその熱意も消えていました。短期戦を繰り返す戦意も無ければ、短期戦で得た勝利を持続するのも無理でした。
長期戦?
老後に備えて長期戦で勝負する!
私も来年は50歳です。人前に立つのも飽きました。
- 老後に勝ってどうするんだ?
- 勝って老後だったらどうするんだ?
- 老後まで勝てないってなんなんだ?
長期戦が正しいと思い「音楽人生は長期戦だ!今は苦しさに耐えるぞ!」と目先の楽しいことをすべて犠牲にして生きるのがいいのでしょうか?
(昨日の記事の「投資=長期」とは別の話です)
どっちやねん?
短気でもだめ、長期でもだめ、だったらどうすればいいのでしょうか?
私は23歳の時に師匠に相談しました。はっきり言って、そこらへんのおっさんに相談したのではありません。アメリカ大統領をコーチしている私の師匠に相談したのです。
結論
結論は非常にシンプルでした。
「短気と長期で分散せよ」
とのことです。
予算での具体例
10万円持っているとします。短期戦として全額を自分の音楽の活動費に使ったり、長期戦として全額貯金するのではなくて、6万円を長期戦用に貯蓄し、2万円を短期戦用に音楽活動費として使います。
2万円余りますよね・・・これがポイントです。
この2万円で遊び狂うのです。2万円もあれば酒もたくさん飲めます。暴飲暴食も可能です。ゲームを買ってもいいでしょう。これがあるから幸福度が爆上がりして充実度が安定するのです。
時間での具体例
1日の自由時間が5時間あるとします。短期戦として全てを好きな音楽を楽しむ時間に使うのではなく、長期戦として全て勉強に費やすのではくて、1時間は好きな音楽を楽しむ時間、3時間は勉強に費やします。
1時間余りますよね・・・これがポイントです。
この1時間で遊び狂うのです。1時間あればダラダラしてYouTube観ながらお菓子食べることも可能です。これがあるから幸福度が爆上がりして充実度が安定するのです。
健康での具体例
ある程度の体力があるとします。短期戦として作業に全体力を使うのではなく、長期戦として筋トレと有酸素運動に使うのではなく、少し作業をして、ある程度運動します。そして余力を残しておきます。
この余力で遊び狂うのです。
まとめ
今年で結婚25年、娘22歳です。25年間「今に挑戦しながら、老後に備えて、さらに老後に経験するであろう豪遊を年3回行う」というポリシーで音楽人生を歩んで来ています。
この記事を書こうと思ったのも、長期戦を信じ込んで、10年後を信じて、今ただ働き詰めになっているクライアントがいたからです。10年前もそう信じて働いて来た結果が今なんです。この先ただ、それが続くだけで、歩けない年齢になったらどうするつもりですか?
その方が昨日の記事を読んで、その直後、昨日マンツーマンでお目にかかって、その考えが凝固になってしまっていたので急いで書きました。
津本幸司
音楽家の思考実現が叶うことを祈っています。方法は以下の本にまとめました。