望み
いつか色々なんとかしたいギタリスト達が待ち望んではいけないことがあるんです。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストが待ち望んではいけないたった一つのことが分かりますよ。
結論
奇跡
「いつかは夢のような出来事が起こってくれるはず!」っていうやつです。これ専門用語でプリンス・チャーミング・バイアスと言います。
期待してる
私達ギタリストの性別が女性だとしましょう。その場合、心のどこかで「プリンス・チャーミング・(白馬の王子様)」が現れることを期待してるんです。つまり、奇跡的にすべてが良い方向に一変すると期待してるんです。それを証拠に宝くじにあれだけの人が並ぶんです。明日のランダムな株にランダムな金額を投入して大儲けする確率の方が数千倍高いのに、人は数学より奇跡を選ぶんです。いきなりメールが来て「あなたの演奏を武道館で!」とか、目が覚めたらYouTubeのフォロワー100万人になってるとか、そういうの期待しちゃうんですよね。
たまにホントに来てくれる
たまに本当に白馬の王子様が来るんです。わずかな人にだけ、そういうことが起こるんです。だから「非現実的じゃないかも」って思ってしまうんですよね。
来たら地獄
実は白馬の王子様が来てしまった人って悲惨な人生なんです。これは統計学でうるさいほど言われ続けてるほどです。奇跡が起こって人生一変した人って準備ができてないので、反動で反対方向に持って行かれるんです。奇跡が起こった人のほとんどが激太りになって、孤独になって、破産するんです。
ストーリーとして語られない
でも、ストーリーとして語られるのは奇跡が起こって「よかったね!」という段階までです。その後の地獄絵図は語られないんです。
例えば
白雪姫の王子様の名前は?ないでしょ?シンデレラの王子様の名前は?ないでしょ?いらないんです。奇跡が起こったという事実があればストーリーは完結するわけです。地獄への伴侶を名付ける必要がないわけです。
もし、「白雪姫2〜その後の様子〜」って言う物語があれば、「その後白雪姫はぶくぶくに太り、だらだらとした生活をして、王子様とは別れて孤独になり、出会った時の生活が忘れられずに浪費をして破産しました。」ってなります。
おそらく「シンデレラ2」も同じような話になるでしょう。
対処法!
自分でなんとかする
大人のギタリスト達よ!
自分でなんとかするんですよ!
ストーリーなんて後からキレイに飾り付ければいいんです。
私もしばしばメディアで「ニューヨークで弾いてた時に日本のプロダクションから連絡がありデビューして下さいと言われて帰国しました」と言う話をしてますが、そもそもその時点でブロードウェイにいるわけですし、バークリー首席も確定してましたし、ネットがない時代に私のカセットテープ音源と電話番号を日本のプロダクションに持っていったニューヨークのプロデューサーの存在もあるんです。そんなのは語らずに脚色されてメディアに出されるので奇跡のストーリーのように見えるんですよね・・・あいつらが悪いwww
まとめ
奇跡を待ち望まずに、自力でなんとかしましょう!
本日も元気にいってらっしゃいませ!
津本幸司