質問頂きました。
「マイナー・ツー・ファイブって何ですか?」
あれ?なんかそっこらじゅうのブログや本に書き切ったと思うけど・・・と思ってこのブログを検索したら・・・なんと書いてなかった。ちなみに普通の「ツー・ファイブとは」はこの記事に書きましたので、本日の記事を読む前に目を通して下さい。
さて・・・
心配無用です。
この記事を読んだら、マイナー・ツー・ファイブとは何かが分かりますよ。
アナライズ
コード進行を調べることを「アナライズする(分析する)」と言います。この記事にローマ数字の使い方を含めたアナライズの方法を書きましたので見て下さい。
ツー・ファイブ同様、マイナー・ツー・ファイブも
「解決先のコードから数えて2番目と5番目のコード」です。
ただマイナー・ツー・ファイブの場合は解決先のコードがマイナー・コードと想定されているだけです。
当然「キーの2番目と5番目」と考えてしまうと間違いです。
例
キー=Cメジャーとしましょう。
解決先のコードがAm7であると想定すると2番目はB、5番目はEです。
そこで、ダイアトニック・コードを考えると2番目のBから始まるコードはBm7(♭5)ですよね。そしてEから始まるコードはEm7ですので、解決を促すためにセカンダリー・ドミナントであるE7、つまりファイブ・セブン・オブ・シックスにする必要があります。
だから、Bm7(♭5) E7の進行がAm7に対するマイナー・ツーファイブです。
ここがややこしい
ややこしいのは先述の「マイナー・ツー・ファイブの場合は解決先のコードがマイナー・コードと想定されている」という部分です。想定されてるだけですので、別に結果的にAMaj7に解決しても大丈夫なんです。
「じゃあどうやって見分けるんだ?!」
ってなりますよね。答えは簡単
ツー・ファイブのツーの部分がマイナー・セブン・フラット・ファイブになってたらマイナー・ツー・ファイブです。ま、はっきり言って上記説明が分からなくてもこれが分かれば見分けは付きますね。
まとめ
マイナー・ツー・ファイブとはなにか分かりましたか?分からなければいつでも質問して下さい。
初心者ギタリストを応援しています。
津本幸司詳しくはトータル・ギター・メソッドの理論編にて
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おまけ!
待ちに待った本が出ました!こんなもん聖書の横に並べるべきです。