音楽と文学
音楽と文学の関係が分かってないから浅はかな音楽になるんです。ギタリストは小説よんでなんぼです。こんなもん500円くらいだし即ポチしてください。持ってるだけでも大丈夫です。
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音楽家コーチング記事はnoteに引っ越ししました
カフカ「変身」
起きたらハエになっとった・・・なんでやねん。内容は誰もが知ってるでしょう。そんなもん読んでもしゃーないんです。読むべきなのは40歳でなくなったチェコの作家のユーモアと感性が有機的に絡まる文章そのものです。
私が1920年代に取り憑かれているのはカフカの影響です。
アガサ・クリスティー「オリエント急行殺人事件」
誰が殺してん?えぇ!全員が犯人やったんか!こんな内容アホでも知ってるんです。そんなストーリーなんかどーでもいいんです。なぜ結末が分かってるのにハラハラするのか考えてください。知ってる曲を聴きまくるのと同じです。イギリスの作家の創作したベルギー人のフランス語なまりの英語・・を想像するのは、日本人ギタリストがジャズやロックをわびさびの精神で演奏するようなもんです。
ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
本の中と外を行ったり来たりする物語・・・クソガキでも読める子供用の本です。そんなんはどーでもいいんです。20世紀のドイツの作家のこの「入れ子構造」の発想は統合失調症の私には非常に共感できます。分かりやすい「モモ」と、意味不明な「鏡のなかの鏡―迷宮」の間に書かれているというのを前提に読んでください。奥様(佐藤真理子氏)翻訳バージョンがいいですよ。
ヴィクトル・ユーゴー「レ・ミゼラブル」
これ呼んでないやつ楽器捨てた方がいい・・・と、神の声が聞こえた気がします。19世紀のフランスの作家の壮大な集大成です。物語なんてどうでもいいんです。哲学書であり、歴史書であり、自伝であり、ものスゴい多方面から読めるのがレミゼです。語り出すとそれだけで本書けそう「音楽家のレ・ミゼラブル読書術」とかホントに書いたろーかな。パリに行く度に思います。
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」
私は、ドストエフスキストです。語ると長くなるのでちょっとにしておきます。
話は殺人事件ですが、「さっさと殺せよ!」というくらい長いです。入れ子構造も、脇役も多く、主役が出てきた時に「あ、そういえばオマエ居たな・・・」と感じるあっちゃ行ったりこっちゃ行ったりするのに、時制がピッタシという魔法・・・。こんなもん読む本ではありません。読み続ける本です。私もワインとカラマーゾフの兄弟はセットです。何十年も毎日読み続けています。何周も読んでます。一向に分かりません・・・。(酒飲んでるからってのもあります)19世紀ロシアにタイムスリップしながら、ワインを飲むと夢の世界です。
私は最後に「音楽家のドストエフスキー術」を書いて死にたいです。ただ、よくわからん・・・
まとめ
チェコ、イギリス、ドイツ、フランス、ロシア・・・この5冊で音楽家としての人生磨かれます。今買ってください。読まなくても良いからポチって机に置いておくだけで、音楽家としての価値は5%上がります。これマジです。音楽家としての自尊心がドンと上がりますよ。数百円〜数千円ですから、私に騙されたと思ってポチってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございました
あのぉ・・・ついでにこれもポチってぇ(カラマーゾフの兄弟の後に並べるの失礼すぎ!w)
LINEの友達になってくださった方に期間限定で私が娘に残している金融記事進呈中です。