弦のゲージとは
TGMのフェイスブック・レッスン会員様から質問頂きました。
「09〜42のゲージを試した所、左は楽だが右が違和感あり弾きにくいという場合、10〜46に戻すべきでしょうか？」
弦のゲージとは細さ・太さのことです。一般的に楽器屋さんで売られているギターには09〜42と呼ばれる細い1弦が0.009インチから0.042インチまでの弦が張られています。009、011、016、024、032、042と書かれます。これをライト・ゲージと呼びます。
それに対して10〜46はお察しの通り細い1弦が0.010インチから0.046インチまでの弦が張られています。010、013、017、026、036、046と書かれます。これをレギュラー・ゲージと呼びます。
この二つは迷いますよね。他のゲージもありますものね。迷います・・・お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、弦のゲージの選び方が分かりますよ。尚、このブログは「大人のギタリスト」を対象としていますので、そのあたりご注意下さい。
目次
結論
体格・スタイル・レベルの3つを基準に決める
これだけです。
例えば
体格・スタイル・レベルの3つを基準に決める方法として、例えば大きな体の男性で、ブルースが好きな、上級者だったら迷わず10〜46です。細い女性で、ポップスが好きな、初心者なら迷わず09〜42と言う感じです。
実例
実例を挙げます。さすがに個人情報は晒せないのですが、TGMのフェイスブック・レッスンの会員様のみが分かるように実例をあげて行きます。そのご本人達の参考にもなりますし、もちろんフェイスブック・レッスンに入ってらっしゃらない方も架空の人物として分かるように致します。
東西南北のお医者様の会員様で考えましょう。
東のお医者様
毎日私のツイッター動画のように膝に手をおいてから弾き始めて下さる東のお医者様はスリムな体型でいらっしゃいますが、ロックがお好きで、かなりの上級者です。珍しいギターを使い、いい音を鳴らしてらっしゃいます。10〜46が良いでしょう。
南のお医者様
沖縄のお医者様は斜めアングル動画でピッキングが見えるように投稿して下さってます。スタイリッシュな体格で、お好みは分かりませんがフュージョン・ロック・ジャズすべて熟されています。当然上級者です。ピッキングの角度を見ると上手に深さをコントロールしてらっしゃいます。10〜46が良いでしょう。
西のお医者様
「ビックリマン・チョコのシールを買い占めちゃ駄目って小学校の時に教わりませんでした？！」と言いたくなるくらいのギター・コレクターです。男らしいダイナミックな体格で、ロックを中心にオール・ジャンルを弾かれる上級者です、太い音なのにこもってない音作りが魅力です。10〜46が良いでしょう。
北のお医者様
待機中にこっそり白衣で弾いてらっしゃいます♫長身でいらっしゃり指も長いです。昨年ギターを始められたばかりです。ストラト、PRSを中心に弾いておられます。10〜46が良いでしょう。
ポイント！
「おいおい！みんな10〜46じゃんよ！こういう場合は両方の例をまんべんなく出せよ！」
と言われそうですね。
そう、ここがポイントなんです。通常大人の男性だったらよっぽどのことがない限り10〜46で良いんです。これがレギュラー（普通）だからです。
そのよっぽどのこととは、例えば東のお医者様が急に両手タッピングやりながらチョーキングを繰り返したくなったとか、南のお医者様が急にイングウェイのフレーズを弾きたくなったとか、南のお医者様がお盆休みに何千万円もするレスポールを家に持ってきてネックが反らないように慎重に弾きたくなったとか、北のお医者様が練習後に細〜い血管をい〜感じに縫い合わせる手術があるから指に負担がかけられないとか・・・そんな場合だったら09~42が良いかもしれません。
ちなみに
ちなみに、ビギナーズの先生をやって下さってるスリムで素敵な女性ギタリストは指も細くていらっしゃるのに・・・なんと10〜46なんですってね。これは私も驚きました。今後YouTubeにもたくさん登場して頂こうと思います。
まとめ
弦のゲージの選び方は、体格・スタイル・レベルの3つを基準に決めるのですが、よっぽどのことがなければ、大人の男性なら10〜46で大丈夫です。お考えや意図がその「よっぽどのこと」に当てはまるかどうかは個別に質問して下さい。
それではまたの質問お待ちしています。
津本幸司
おまけ
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