拍子記号
さあ、拍子記号について以下の話どちらかがウソで、どちらかがホントです。あなたには分かるかな?
①
4/4は「C」の記号で表されます。英語では4分の4拍子のことを「Common Time」と余分です。一般的な拍子、最もよく出てくる拍子って感じの意味です。その頭文字のCを記載することで毎度4/4と楽譜に記載しなくても大丈夫なようにしてあるんです。
ちなみに、2/2は「¢」の記号で表されます。英語で2分の2拍子のことを「Cut Time」と呼びます。同じ頭文字の「C」を書くとややこしいのでこの「C」を半分にカットするという意味で縦線を入れています。
②
4/4は「C」の記号で表されます。キリスト教では三位一体という感じで3拍子が完全なる状態なんです!完全テンプスと言います。だから3拍子は綺麗な「○」で表すんです。で、4拍子は不完全な状態と考えるのでまだ○が完成してない「C」で表すんです。つまりアルファベットのCではなくて○が完成してない形なんです。
ちなみに2/2は「¢」の記号で表されます。これは不完全テンプスの「C」を半分に割った記号です。
正解は
②でした。
間違う理由
バークリーで①で教えてる教員がたくさんいたので師匠が2006年にランチタイムに教員集めて私に教えるように言われました。教えたら
「ワ〜オ・アメージ〜ング!」
ですって・・・
多いんですよね・・・
その理由は「西洋音楽史の最もつまらない部分を勉強しなきゃ分からないから」です。17世紀以降のバッハがこれした!モーツァルトが死んだ!ベートーヴェンが耳聞こえなくなった!シューベルトが性病もらった!ワーグナーが指名手配になった!とかはドラマがあって面白いのですが、15〜16世紀の多声音楽の時代から徐々に和音ができて、拍子ができてって言う流れなんてイマイチ面白くないんです。そこに答えがあるんです。
まとめ
音楽の歴史はちゃんと順序立てて勉強しましょう。本を読む順番があるんです。分からない方は聞いて下さい。一生物の知識になりますよ。
本日もいってらっしゃいませ!
津本幸司