フリジアン
ギターで演奏するスケールにはモードというのが7つあります。
- アイオニアン
- ドリアン
- フリジアン
- リディアン
- ミクソリディアン
- エオリアン
- ロクリアン
です。
今日はそのうちの3番目のモードである「フリジアン」を紹介します
Aフリジアンの構成音
私たちトータル・ギター・メソッド・カンパニーはモードを勉強するときにAを基準に考えます。なぜ?別に理由なんてないです。なんかに決めといたら楽だから・・・くらいに考えておいて下さい。
Aフリジアンの構成音は
AB♭CDEFG
です。
トーナル・センター・オブ・ザ・キー
トーナル・センター・オブ・ザ・キーというくっそ長い文章があります。これは早い話が「何メジャー・スケールと同じか」って意味です。
上記のAフリジアンはFメジャー・スケールの構成音「FGAB♭CDEF」と同じです。だから「Aフリジアンのトーナル・センター・オブ・ザ・キーはF」となります。ま、「AフリジアンってFメジャー・スケールと同じじゃん」って思っておけば大丈夫です。
メジャー・モード
7つのモードにはメジャー・モードとマイナー・モードの2種類があるんです。3番目の音がメジャーかマイナーかで決まるんです。フリジアンは3番目Cの音がAとマイナー・サードの関係なのでマイナー・モードです。
特性音
7つのモードにはそれぞれ特徴的な音があります。これを「特性音」と言います。英語圏で育った哺乳類は、これを「Charactersitc Note」と呼びます。
その特性音の見つけ方は、マイナー・モードはナチュラル・マイナー・スケールと比較して違いを探すだけです。
AフリジアンならAナチュラル・マイナー・スケールと比較をするわけです。
Aナチュラル・マイナー・スケールがABCDEFG
Aドリアンの構成音がAB♭CDEFG
なのでB♭が特性音になります。「特性音はフラット2のB♭」というと玄人っぽいです。
弾き方
スタイル別にモードのアドリブ演奏のコツは様々なのですが、まずはご自身が「Aフリジアンを弾いてるんだ!Fメジャー・スケールと同じなんだ!フラット2のB♭が特性音なんだ!」と弾きながら考えられればオーケーです。詳しくはシルバーウィークの「モード集中講座」でお話します。(そろそろ埋まりきる時期でしょうか?埋まってたらすみません)
コード進行
モード関連の書籍はいくつか出し、コード進行の作り方も書きましたが、最も簡単なコード進行は以下です。理由は省略しますが会員様は分からなければ質問して下さい。
C/A B♭/A
各1小節ずつ弾いて繰り返し、その上にアドリブを弾くと良いですよ。
まとめ
この記事を書いた理由は毎年のシルバーウィークのモード集中講座の時に、準備不足で時間かかっちゃう人が多いからなんです。サッと情報ゲットして、サラッと練習して、グンッと上達してもらいたいので現段階で分からないことがあれば質問スレッドで聞いて下さい。
動画で代表の津本幸司がちょっとしたアドリブのコツも含めて説明しています。以下は無関係の方も見られるようにしたバージョンですが、会員様版では伴奏も弾いてますので一緒に練習して下さい。
現段階(2021年8月15日)での空き状況
トータル・ギター・メソッド・カンパニー