ドリアン
ギターで演奏するスケールにはモードというのが7つあります。
- アイオニアン
- ドリアン
- フリジアン
- リディアン
- ミクソリディアン
- エオリアン
- ロクリアン
です。
今日はそのうちの2番目のモードである「ドリアン」を紹介します
Aドリアンの構成音
私たちトータル・ギター・メソッド・カンパニーはモードを勉強するときにAを基準に考えます。なぜ?別に理由なんてないです。なんかに決めといたら楽だから・・・くらいに考えておいて下さい。
Aドリアンの構成音は
ABCDEF#G
です。
トーナル・センター・オブ・ザ・キー
トーナル・センター・オブ・ザ・キーというくっそ長い文章があります。これは早い話が「何メジャー・スケールと同じか」って意味です。
上記のAドリアンはGメジャー・スケールの構成音「GABCDEF#」と同じです。だから「Aドリアンのトーナル・センター・オブ・ザ・キーはG」となります。ま、「AドリアンってGメジャー・スケールと同じじゃん」って思っておけば大丈夫です。
メジャー・モード
7つのモードにはメジャー・モードとマイナー・モードの2種類があるんです。3番目の音がメジャーかマイナーかで決まるんです。ドリアンは3番目Cの音がAとマイナー・サードの関係なのでマイナー・モードです。
特性音
7つのモードにはそれぞれ特徴的な音があります。これを「特性音」と言います。ワタシはトライリンガルですのでこれを「Charactersitc Note」とヨビマス。(かっこつけてるだけですので覚えなくて大丈夫です)
その特性音の見つけ方は、マイナー・モードはナチュラル・マイナー・スケールと比較して違いを探すだけです。
AドリアンならAナチュラル・マイナー・スケールと比較をするわけです。
Aナチュラル・マイナー・スケールがABCDEFG
Aドリアンの構成音がABCDEF#G
なのでF#が特性音になります。「特性音はナチュラル6のF#」というと玄人っぽいです。(シャープ6じゃないところがポイントなんです。これはモード集中講座で説明します。お越しになれない遠方の会員様が分からない方は質問スレッドで質問して下さい。ちゃんとフェイスブック・レッスン内でお答えしますね)
弾き方
スタイル別にモードのアドリブ演奏のコツは様々なのですが、まずはご自身が「Aドリアンを弾いてるんだ!Gメジャー・スケールと同じなんだ!ナチュラル6のF#が特性音なんだ!」と弾きながら考えられればオーケーです。詳しくはシルバーウィークの「モード集中講座」でお話します。
コード進行
モード関連の書籍はいくつか出し、コード進行の作り方も書きましたが、最も簡単なコード進行は以下です。理由は省略しますが会員様は分からなければ質問して下さい。
C/A D/A
各1小節ずつ弾いて繰り返し、その上にアドリブを弾くと良いですよ。
まとめ
この記事を書いた理由は毎年のシルバーウィークのモード集中講座の時に、準備不足で時間かかっちゃう人が多いからなんです。サッと情報ゲットして、サラッと練習して、グンッと上達してもらいたいので現段階で分からないことがあれば質問スレッドで聞いて下さい。
動画で代表の津本幸司がちょっとしたアドリブのコツも含めて説明しています。以下は無関係の方も見られるようにしたバージョンですが、会員様版では伴奏も弾いてますので一緒に練習して下さい。
昨日会員様が「理論が分からなくても受講できますか?」と質問スレッドで書いていらっしゃいましたね。いいんです!理論は分からない状態で受講して下さった方が教える側は楽なんです♫ただ、動画内でも言っていますがメジャー・スケールのポジションだけは覚えてから受講したほうがいいと思います。
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