フルアコの弾き方
ジャズなどで使われるフルアコ・ギターのコードの弾き方ってよく分かりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだらフルアコのコードの弾き方が分かりますよ。
左手は滑り落ちないように注意
フルアコでまず注意すべきなのが、多くの場合「フラットワウンド」と呼ばれる弦を使用している部分です。フラットワウンドとは4、5、6弦の巻き弦のギザギザを潰してツルンとした感触になっている弦です。音はマイルドになるんですが、その分指が滑り落ちやすいんです。アコギやエレキのようにしっかり押さえようと力むと滑り落ちちゃいますので注意してください。
右手は強すぎず
右手はピックを持って素早くストロークするのはアコギと変わらないのですが、強くピッキングすると良くないんです。フルアコというのボディが完全に空洞になっているのでボディで弦を留めてないんです。エンドピン付近から引っ掛けてるだけのようなイメージです。ボディには弦の高さとピッチ維持するための「コマ」が置かれてるだけなので強くとズレたり、落ちたりしちゃいますし、何よりも音が汚くなります。優しくピッキングしましょう。
ゆっくり撫でるのではない
優しくピッキングしようとするとピックを寝かせてジャラジャラっと撫でてしまいがちですが、そうではなくて、ピックは寝かせてもいいのでサッと素早くストロークしましょう 。優しさは保てると思いますよ。おすすめは逆アングルで当てる方法です。そうすると親指で弾いたのと同じ音がするんですよね。やってみてください。
まとめ
いかがでしょうか。フルアコのコードの弾き方でした。トータル・ギター・メソッド本編のリズム・ギター編にはジャズのリズム・ギターやボサノバのリズム・ギターに特化したセクションもありますので、是非参考にして下さい。
津本幸司