理想的ギター演奏
理想的なギター演奏への思考手順を紹介します。理系チームは簡単過ぎると思いますが、文系チームにも分かりやすく書くので、多少の語弊はお許しください。
手順①理想演奏を聴く
まずは、理想的な演奏がどんなのかを聴いて、耳で体験しておきます。
手順②完成図を描く
次にその理想的な演奏をしている自分を想像で描きます。
手順③スードコードを書く
ここからちょっと理系です。スードコードを書きます。これは疑似コードといって、コンピュータのプログラムじゃなくて、人間で分かるような設計図のあらすじのようなものです。例えば、
//この曲のアドリブを理想的にこなす
//その前にこの練習を設計する
//その練習をこなす
//その練習結果を実践に移す
みたいな雰囲気でいいでしょう。なんか「//」を前に書くのが私達の習わしなので気にしないでください。
手順④クラスを作る
ここから用語が出てきますが、知ってる単語と組み合わせるとメチャクチャ混乱するので新しい言葉だと思ってください。クラスとは学校のクラスや、生活レベルのクラスなどとは無関係です。クラスとは単に設計図だと思ってください。
日本語の文章でいいので設計図を作ってください。
手順⑤コードを書く
コードとはプログラムという意味です。別に難しいコンピュータープログラムを勉強する必要はありません。上記の設計図で動く手順を日本語で書いていけばいいのです。
手順⑥コンパイルする
コンパイルとは実行させるものが解釈できる言語に変換することです。コンピュータのプログラムの場合はコンピューター語に変換します。楽器の演奏の場合は、演奏中の自分、演奏時以外の自分、睡眠中の自分に分かるように変換します。これは日本語ではありません。
潜在意識の言葉に直します。これは普段のトレーニングが必要です。その方法は以下の本に書いています。
手順⑦デプロイする
デプロイとは実際に使える状態にするということです。自分が練習、演奏、立ち振る舞いを含めて理想的な演奏ができるスタンバイ・オーケーの状態にするというこです。
ここで2つ注意点があります。
- ①コンパイルが通ってないものはデプロイできません。言語が間違ってるからです。
- ②一度デプロイしたら変更できません。それほど強烈な行為です。
手順⑧インスタンス化する
インスタンス化とは実体化すると言う意味です。例えば車の設計図が「クラス」なら、実際の車を作る行為が「インスタンス化」です。
自分の理想の演奏を一つ実体化させましょう。
手順⑨継承する
継承とは他の項目に今の項目を引き継ぐことです。上記⑧までで理想的な項目が一つ実体化できたわけですので、他の項目でも同じようにするのです。
手順⑩オーバーライドする
「書く」は「ライト」なのになぜか「ライド」と言います。つまり上書きという意味です。上記⑧までの手順の効率の悪い部分を修正したり、内容を入れ替えたりします。
まとめ
この手順で理想的な楽器の演奏は可能です。
はっきり言って音楽人生全体でもこの手順でやるんです。これだけなんです。理念だけ分かってください。
①②は自分でできるでしょ?
③④⑤が音楽人生設計図を作るということなのです。
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それができても⑥ができないだろうから本を書いたのです。
それさえ出来れば⑦以降は自動的に動くのです。
文系の人も考え方だけ分かって・・・理系の人は言うまでもないでしょう。
津本幸司
何を練習するかは私が作っておきましたので、以下を練習してください。最も簡単なフェイズです。