忙しさ
知的労働は目に見えないので周りからは生産性が見えません。現代人は他人からの評価を気にするために、周りから確認できるように忙しさを演出しています。そして、「忙しい」「時間がない」を口癖に8時間無駄にしたことに目を背けて、8時間労働したことに満足だと思い込み、周りからも評価されて一生を終えます。
【お知らせ】
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生産性
運動、学び、子育て、社会貢献、文化、芸術などすべて生産性を上げる行動であり、お金にならない時間はすべて無駄というわけではないのです。
ギリシャ神話
クロノスという神は「時間の父」と呼ばれ、時間を一秒ずつ管理しています。
カイロスという時間の神様もいます。「チャンスの神様」でもあり、逃げ足の速い神様でもあります。
クロノス的時間で生活していると、カイロス的なチャンスを逃していることになります。
相対性理論
2時間授業は長いけど、美女との2時間デートは一瞬・・・これはカイロス的な感覚を持っている証拠です。クロノス的に時間を「量」として捉えるとどちらも2時間ですが、カイロス的に時間の「質」を重視すれば、どちらに時間を使うべきかわ明らかです。
数千年後にアインシュタインが相対性理論をレイマンズターム（一般人向け用語）で説明する時に、「美人とのデートは時間短いようなもんだ」と言ったのは、神話、物理、宇宙、哲学が合体した瞬間に思えます。
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考えるべきこと
考えるべきことは「自分が何時間働いたか」ではなくて、「自分がどんな質を生み出したか」です。
もし、自分が何も生み出していないなら「自分がどんな質を感じたか」を考えて下さい。
もし、何の質も感じていないなら、ただ工場の生産ラインの道具として生きてるに他なりません。どんなに職種にカッコイイ肩書きがあっても道具は道具なのです。
3つの方法
- まずは丸一日音楽以外のことを忘れて没頭してください。
- その何もかも忘れた時間に感じることと事細かく記録を取ってください。
- 労働日にその記録の質を幾つ感じる事ができるか検証してください。
まとめ
クロノス的な時間に追われて、カイロスが通り過ぎてることに気付いてないのが一番もったいないのです。暇な音楽家が一番仕事をしているというのはカイロス的時間を待ち伏せして有効活用しているからです。
津本幸司
