効率的
ギタリストは常に「効率の良い方法はないか?」「こうすればより速く、より早く、より・・・」と原理・原則・法則を導こうとしてしまいます。これがヤバいんです。よくわかりませんよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、なぜギタリストが効率的な練習方法を探してはいけないか分かりますよ。
結論
アノマリーを見つけたと思い込んで安心したいのが人間の心理だから。
アノマリーとは
アノマリーってのは説明できない事象だと思ったらいいでしょう。満月だから子供が生まれやすいとか、猫が顔洗ってたら雨が降るとか、雨の日は阪神が勝つとか。
おっさん同士の飲み会
どんなジャンルの趣味であれ、仕事であれ、おっさん達の飲み会があると必ずこういう人が出てきます。
「これってのはな、こういうもんだから、こうすればいいんだよ。だって俺ずっとこうしてきてるし、これで失敗したことないしな!」
いわゆるアノマリーを探してしまった結果です。ちょっとした法則性を導き出せたとしたら嬉しくて発表したくなるんです。
これを聞くと必ず食いつく他のおっさんがいます。
「なんで?」
この質問が確証バイアス(信じたい情報だけを探し出すこと)を生み出すんです。
「それはあの時もこうだし、この時もこうだし、こうなったら必ずこうなるし」
って話になって、この飲み会の全員が意味不明な行動取り始めます。
これって統計学でいうと、たまたまを寄せ集めた疑相関というやつなんです。
なぜこんなことをするか
なぜこんなことをするか、それは「楽」だから。決まった型があり、それにはめて思考停止で動いた方が安心だから、その型を探すんです。なくても無理矢理型があると思い込んだ方が心は楽チンなので、アノマリーが生まれるんです。
ギタリスト達
大人のギタリスト達が、ネットで効率的な練習方法を探してるのもただ、アノマリーを探してるだけ。そんなのあれば今の時代みんなやってます。
得意げに「こうすればいい!」とYouTubeで言ってる人の言うことを鵜呑みにするのはダメですよ。私を含めて、ギタリストが言ってることは一意見であり、絶対的な法則ではないんです。
まとめ
さあ、大人のギタリスト達よ!
原理・原則・法則を導こうとせずに地道に音楽という果てしない冒険を一歩ずつ歩もうではありませんか!そっちのほうが楽しいですよ。冒険してるのに「どこでもドア」探してどうすんの?
本日も元気にいってらっしゃいませ!
津本幸司
あ、もちろん練習内容はちゃんと網羅して下さいね。これはトータル・ギター・メソッドで網羅してますので、それをお使い下さい。