年齢
ご質問頂きました。
「中年のギター弾きです。年々技術が低下してるのですが、ギターは歳を取ると下手になるのでしょうか?そしてそれは体力の低下が原因でしょうか?」
そして、この方は他のプロ・ギタリストの記事をお読みになり「関節の硬さがテクニックの低下を招く!」という結論に至ったそうです(笑)。
でも、柔軟性を磨いても技術が低下・・・
心配無用です。
この記事を読んだら、ギターは歳を取ると下手になるかどうか分かりますよ。
結論
いいえ、ギターは歳を取ったからといって下手になる楽器ではありません。
そもそも
そもそもこの方は「確証バイアス」という心理的先入観にやられてしまっています。これは思い込みをしてしまうと、それを支持する情報を集めてしまう心理です。この方は「歳をとったからギターが下手になった」と思い込んでいます。そして、その思い込みを支持する情報ばかり集めてしまってるんです。例え半数が支持し、半数が否定してたとしても、支持している記事を読むと「なるほど!確かに!」「このギタリストの言うことは理にかなってるわ」と思い、否定してる記事を見て「この記事を書いてるギタリストは低学歴だな」「こいつはプロじゃないな」とか思っちゃいます。
原因はこれ!
「でも、若い時より下手なのは事実なんです・・・」
と、おっしゃいました。
原因は・・・
練習不足です。
「練習しても下手なままなんです」
いや、練習不足です。
「若い時のように上達しないんです」
ただの、練習不足です。
「まとまった時間が取れないんです」
はいはい、練習不足です。
「体力の衰えを感じるんです」
し〜っ、練習不足です。
「関節の硬さを自覚するようになったんです」
おっけ、練習不足です。
「ストレスを感じて生活をしてるのも影響し・・・」
ふ〜ぅ、練習不足です。
「練習始めるとウンチしたくなるんです」
そうですか、練習不足です。
わかりますか?「言い訳」探してるだけなんです。
年齢が最も言い訳にしやすいだけなんです。
スーパーテクおじいちゃん
私は多くのスーパー・テクニックを持ってるおじいちゃんギタリストにお会いしました。ジム・ホール、ジョン・スコフィールド、パット・マルティーノ・・・。もちろん質問しました
「どうやってスーパー・テクニックを維持するんですか?」
どのギタリストも決まって、「何を当たり前のこと聞いてるんだ?」的な顔になります。そして
「練習してるから(に決まってんじゃん)」
と、ボソッと言います。
まとめ
ギターは歳を取ると下手に・・・なりません。
年齢を言い訳にしたいだけです。
今からでも磨けます!一緒にトータル・ギター・メソッドで頑張りましょう!
中年ギタリストを応援しています。
津本幸司