ギター上級者
ギターの上級者が身に付けるべき能力をもったいぶらずに紹介します。
結論
記憶聴音です。
記憶聴音とは
記憶聴音とは
- ①音列(フレーズなど)を聴く。
- ②覚える。
- ③再現する。
この3ステップです。
具体的には例えば、誰かがトランペットで「パンパンパンパ〜ン!」と吹いたとしましょう。
- ①それを聴いて、
- ②覚えます。その時に「ドミソド〜!だな」とドレミに変換して覚え込みます。
- ③お家に帰って「ドミソド〜」とギターで弾けば完成です。
メリット
これはメリットだらけです。この能力が身に付いたら、自分の好きなアーティストの音楽を聴くだけで、練習したのと同じ再現性が身に付くからです。
デメリット
聞こえてしまった好きでもない曲が頭から離れなくなります。ディズニーランドからかえって来たらイッツ・ア・スモール・ワールドの曲が寝る前に繰り返されるのと同じ現象が頻繁に起こります。
実践
www.youtube.comこの動画で実践してますので、真似して下さい。
以下の動画でもフレーズ練習時にも上級者は記憶聴音を使うといいですよというお話をしています。
記憶聴音の練習方法
まず通常の聴音の練習をします。ディクテーション(聞き取り)とリーディング(読み)に分けて練習します。初心者の方はディクテーションはコーリューブンゲン、リーディングは旋律聴音548から始めて下さい。
出来るようになったら、簡単なフレーズをネットで聴くなり、誰かに弾いてもらうなりして、自分で書き取り、覚えて数分後に再現します。その後フレーズを徐々に難しくしていったり、再現までの時間を1時間後、1日後に伸ばしたりして行きます。
まとめ
ギター上級者が持つべき能力とは記憶聴音です。
津本幸司
【お知らせ】
プロギタリストには必須能力ですので、ISMギタリスト養成所では聴音集中講座を必須項目としています。読譜2時間、聴音2時間の講座です。これは習得に非常に神経質な時間が掛かります。こちらがどの程度のレベルからスタートして、どこまで持って行くかを微調整するからです。そして、わざわざ時期を決めて募集していません。
- 希望のISM生徒は「聴音希望」とメールして下さい。先着2名のみ。
- TGM会員様に限りオフライン・レッスン扱いで「聴音希望TGM会員」と事務局にメールして下さい。先着3名のみ。
- 残念ながら一般募集は今後も予定していません。