試し演奏
ギター、アンプ、エフェクターがどんな音するか楽器屋さんで試奏することありますよね。これ・・・ちゃんとしたやり方があるんです。これを知らずに楽器屋さんで試し弾きしてるギタリスト・・・こっちが恥ずかしくなっちゃいます。
自分がやっちゃってたら・・・不安ですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、楽器屋さんでのギターの音色の確認方法!が分かりますよ。
結論
自分のリファレンス音を統一環境で弾く
リファレンスとは
リファレンスとは参考基準を意味すると考えていいでしょう。例えば、3弦5フレットのC音をリア・ピックアップで弾いた音でいつもとの違いを聞き比べるといった感じです。お好きな音を選べば良いのですがなるべく低音、中音、高音の3種類は持っていた方がいいでしょう。6弦開放、3弦5フレットのC音、1弦12フレットのE音などがオススメです。ギターという楽器には生音の単音にも多くの倍音が含まれているんです。その音がどのように増幅されるか細かく聞き分けられるようにならなくてはいけません。複数の音(コード)などはその倍音構造を何十倍にも複雑にしますのでオススメではありませんし、絶対「分かりません」。
統一された環境
統一された環境とは音色を確認したい楽器や機材以外の環境を揃えるということです。例えばアンプの音を比較したいのであれば、いつもと同じギター、弦、ピック、シールドで弾く。エフェクターの音を比較したいのであれば、いつもと同じギター、弦、ピック、シールド、アンプで弾く。ギターの音を確認したいのであれば、いつもと同じピック、弦、ピック、シールド、アンプ、エフェクターで弾く・・・という感じです。じゃなきゃ、比較できませんものね。
あるある
やっちゃいがちなあるある・・・
楽器屋さんにアンプを見に行ったA君がいました。良さげなアンプがありました。良さげである根拠は「名前を聞いたことがある」です。店員さんに頼んで音を出してみることにしました。ギターは持ってないのでアンプの横に置いてあったストラトを借りました。弦は何が張ってあるか分かりません。ピックはアンプの上に「ご自由にお使い下さい」と乱雑に置いてあったものを使いました。シールドは店員さんから渡されたものを使いました。チューニングは店員さんが音叉(おんさ)を使ってやってくれました。適当なボリュームになるように店員さんがアンプを調整してくれました。A君はギターを持って・・・Eのコードをぶっ放しました!
その後一言・・・
「良い音ですね!」
・・・w
分かります?このA君はアインシュタインとベートーベンとビル・ゲイツの知能を足したほどの超天才、もしくは、知能がミトコンドリアです。私にはどちらか分かりません・・・w。つまり、こんなので音を確認するなんて、不可能なんです。
まとめ
自分のリファレンス音を統一された環境で弾いて音色を確認しましょう。それが終わったら「コードを弾いたらどんな感じになるんだろう」と補足的に調査するのはいいと思いますし、「違うギターで弾いたらどんな音がするんだろう」と持ち帰るのもアリです。
初心者ギタリストのイミフ行動が減りますように。
津本幸司
トータル・ギター・メソッドでは月曜日が音色や音作りに関するワンポイント・アドバイス日です。音作りに関する相談は曜日を問わず受け付けていますので是非ご利用下さい。