客観視
音楽家は自分の音楽を客観視して、評価して成長させて行きます。ただやっちゃいけない自分の音楽の見方があるんです。多くの人がやってしまってます。自分がやってしまってたら・・・不安ですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、音楽家がやってはいけない自分の音楽の見方が分かり、避けることができますよ。
結論
都合の良いソフトナーを使うこと・・・これをやってはいけません。
ソフトナーとは
ソフトナーとは物事を柔らかく言い換えることです。例えば太ってる人に自分の体型について語って貰うと「ちょっと太ってる」「最近体重が増え気味」「骨太」「筋肉質」「体育会系」などの言葉を使ってきます。「ちょっと太ってる」んじゃなくて、「太ってる」んです。「ちょっと」というソフトナーを使って自分自身への衝撃を柔らかくしてるんです。「最近体重が増え気味」じゃないんです。「体重が増えてる」んです。「最近」とか「気味」とかのソフトナーでショックを柔らかくしてるんです。「骨太」でも「筋肉質」でも「体育会系」でもなく、ただの「デブ」なんです。その「デブ」という言葉による心理的ダメージを別単語のソフトナーによって和らげてるんです。これを音楽でやってはいけません。
例
- 「リズムが崩れる場所がある」じゃなくて「リズムが悪い」んです。
- 「曲の中で弾けない箇所がある」んじゃなくて、その「曲は弾けてない」んです。
- 「この時間帯は下手だな」じゃなくて、「あなたが下手」なんです。
- 「今日は指が動かしにくい」んじゃなくて、「指が動かせてない」んです。
- 「コードが覚えにくい」んじゃなくて、「記憶力がない」んです。
逆はハーダー
ソフトナーの反対の言葉でハーダーというのがあります。これは事実よりも物事を強い言葉に言い換えることです。私は毎年春に5〜7キロ減量します。意味不明な30前後の知り合いのデブに会うと必ず「やつれた?」と言われます。「やつれる」という言葉で「減量に成功=悪いこと」にして攻撃することで「自分はやらなくていい」と安心したいんです。これを音楽でやってはいけません。
例
- テクニックが凄い人に対して「テクニックバカ」と呼んで攻撃するのは「自分がテクニックを磨く必要がない」と技術のない自分に安心したいだけなんです。
- 理論的知識を持ってる人に対して「理論でがんじがらめの人」と攻撃するのは「自分には音楽理論学習の必要がない」と無知な自分に安心したいだけなんです。
- ルックスが良い音楽家に対して「あいつはルックスだけで勝ち上がっただけ」と攻撃するのは、醜い自分がそのままで良いと安心したいんです。
まとめ
自分の弱いところを認めてガンガン爆上げして行きましょう。他人の良いところも認めて自分に吸収しましょう。これさえできればすぐに音楽家成長できるんです。
成長ギタリスト集団としてトータル・ギター・メソッドⓇに集まっています。
完成ギタリスト集団としてエグゼクティブ・ギター・クラブⓇに集まっています。
津本幸司