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薄っぺらい音楽家にならない方法

薄っぺらい音楽家とは

この映画に私の師匠登場してます

薄っぺらい音楽家という言葉は日本では浸透していませんが、シャロー・ミュージシャンといって英語圏では当たり前のように使われています。日本人を攻撃するだけではなく、海外にもシャロー・ミュージシャン、薄っぺらい音楽家が非常に多いのが現状です。なぜこのようなことになるのでしょうか?

理由

薄っぺらい音楽家が多い理由は「音楽修得が難しいから」です。音楽という藝術を極めるに当たって、学習にも、練習にも時間とお金が掛かります。どれだけ時間とお金を掛けてもライバルが世界中に存在します。切磋琢磨しているうちに「音楽の能力と技術だけを磨いた音楽家」になってしまうんです。この状態が薄っぺらい音楽家です。

そして悲しいのは世界中の音楽大学、音楽専門学校で指導している先生達が薄っぺらい音楽家の代表例なんです。でなければそんな教えるなんて仕事しなくても生計が立てられるはずです。

母校だけをディスりますが、バークリーの先生達の普段の生活は惨めなものです。世界に通用する言動、行動、思考ができていません。東京芸大の入学式・卒業式もお笑いのようになっています。スーツのボタンを全部留めている教員、ギョウザ靴を履いた教員、学生のようなネクタイをした教員までいます。

一流の音楽家

薄っぺらい音楽家の対義語は分厚い音楽家でも深い音楽家でもなく、一流の音楽家でしょう。完成形でなくても、音楽家の卵の状態から一流に育っていく人もたくさんいます。

私と付き合っている(友人として)芸大ヴァイオリン科卒の女性とは二人で美術館に絵を観に行って泣いたり、フレンチにいった翌日にその写真を見ながらデコレーションについて語り合ったり、私の服装と雑誌のモデルさんのコーディネートと比較して議論しあったり、新聞の社説の文学的な芸術性を議論したりします。

ドイツの作曲家の友達とは、芸術界と経済界の相違点、相乗効果を話し合い、お互いのプログラミングのバグを探し合います。

イタリアのギタリスト友達とは家具と建築の芸術性と音楽を議論します。そして指の動きと音楽の「見た目」の相乗効果を話し合います。

ポーランドの女性歌手とは世界史と東洋史について音楽と宗教を絡めて文化としてのありかたを夜明けまで話します(話だけ)。

音楽家として必要な「厚み」です。

だから

これを世界中の技術だけを磨いた音楽家、つまり世界の音楽学校の先生達に指導する必要があるんです。それに世界中が勘づいてるから私が呼ばれるんです。

一般の方へ

一般の方、アマチュア音楽家には言っても分からない内容として長年封印してきましたが、昨今はプロとアマチュアの垣根がなくなり、私のセミナーも近年になって「プロ音楽家のため」から「音楽家のため」とプロの文字を消しました。その流れの中で昨年から復活させたのが10学セミナーです。世界に通用するにはまず「なにをやってはだめか」「どういう音楽家が薄っぺらい音楽家か」を知る必要があります。

断言

断言します。現時点のあなたは薄っぺらい音楽家です。この10学を究めて人間として音楽に携わったその証をこの世に残して下さい。

この深みに入って来て下さい。音楽は産業としては斜陽産業です。ただし、これら10学との化学反応を身に付けた音楽家は無敵です。

部屋の楽器を見つめて下さい。家で楽器を触るだけの音楽家で終わるのは人生もったいない・・・あなたはそう思いませんか?

津本幸司

【10学詳細希望】とメール

asiansoundinternational(アットマーク)gmail.com

スタッフより

4月29日の10学セミナーは既に満席ですが、例年通り補助席を用意致します。ご連絡お待ちしております。