ギタリストの悩み解決

津本幸司がギタリストの「困った」を解決します。

【ギターが下手になる!】レコーディングの常識5選!

レコーディング

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今の時代はアマチュア・ギタリストでも簡単に自宅でレコーディングできるようになりました。便利な時代です。昔とは違う常識も生まれました。ただし、その中には確実にギターが下手になるレコーディングの常識があるんです。

怖いですよね。

心配無用です。

この記事を読んだら、ギターが下手になるレコーディングの常識5選が分かり、それらを避けることができますよ。

常識ワースト5位:オーバーダブ

私が19歳の時にニューヨークのレコーディング・スタジオでやらされた仕事はバンド単位でスタジオに入って、ドラムのカウントで演奏を始める。そして、プロデューサーのオーケーが出るまで何度か演奏させられるといった方法でした。いわゆる「一発録り」です。ストゥーダーと呼ばれるオープン・リール(カセット・テープのでっかいヤツ)に録音するんです。テイク(レコーディングする回数)を重ねることにそのオープン・リールを消費してしまいます。一本5000円から2万円くらいするんです。だから果てしなく録音し続けるわけにはいきません。一発でオーケーが基本ですが、プロデューサーのこだわりや改良のため数テイクやらされます。誰かが間違うこともたまにあります。そんな時はバンド全員から白い目で見られます。そんなのがレコーディングの基本でした。その後「多重録音」つまりはオーバーダブという言葉ができて、ドラムとベースをレコーディングし終わってからギターを乗せるなんてコトをやり始めたんです。私がじゃなくて、音楽業界全体が・・・これが世の中の音楽からノリを消し去る原因でした。そして何よりも「間違えたら自分だけもう一回できる!」なんていう「あまえ」がアリになってしまったんです。これじゃ下手になりますよね。

常識ワースト4位:パンチ・イン

「パンチ・イン」とは間違えた部分だけを後から録音する方法です。エンジニアの技術が必要ですが、まぁ事故的な1小節のために5分の曲を全員がやり直すなんてことを避けるのに業務上便利です。でも「どうせ後からパンチ・インすればいいから」っていう頭でレコーディングするギタリストが多いんです。これじゃ下手になりますよね。

常識ワースト3位:デジタル・エディット

パンチ・インは少し前から流してもらって、同時に演奏しながら、エンジニアの裁量で必要な部分だけを録音するので、技術的にも前のテイクと同じノリで弾く必要があります。だけど、この「ディジタル・エディット」では適当に弾いてサンプル単位(44.1kHzなら44100分の1秒)で切り貼りして修正・・・こんなことしてたら下手になりますよね。

常識ワースト2位:ピッチ補正・タイミング補正

業務の便宜上の理由でディジタル・エディットまではしょうがないにしても、今はチョーキングのピッチが甘かったら修正できたり、リズムが遅れたら補正できたりします。こんなもん「下手なギタリストに弾かせて上手いエンジニアがいればいい」ってことになっちゃいます。これじゃ下手になりますよね。

常識ワースト1位:素材録り

「素材」・・・そもそもこの新常識ができたのは1990年代後半のディジタル録音が始まった時です。「テンポさえあってれば同じことを2回やる必要はない」とか「2番のリズム・ギターのノリが悪かったから1番から持ってくる」とか、「適当に何回か弾いて後で切り貼りする」とか、このような発想で音楽制作すると確実にギターが下手になるのは火を見るより明らかです。

まとめ

今の時代に「一発録り以外はやるな!」というのはおかしいでしょうか?私は現役時代はそのやり方した。

ちなみに、娘と一緒にやってる「歌ってみた」でも娘に完全暗記した歌詞を一発で歌わせています。もちろん自分でその状態を作れてないならスタジオに出入りすることを自粛するようです。歌詞や音を間違えることなんて皆無ですし、ピッチ補正もしません。プロデューサーは私ではなくて娘本人ですので気に入るまで録音させますが、だいたい2、3テイクです。その理由も「前髪の写り具合が気に入らない」とか動画の見た目の問題がほとんどですww

www.youtube.com津本幸司

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