来年こそプロ音楽家に転身
ISMギタリスト養成所では今年も多くの大人のギタリストをプロ・ギタリストとして輩出しました。そんな方々の共通点を紹介します。来年プロ音楽家を目指す方の参考になれば嬉しいです。反面教師として残念ながら堕落してしまったたギタリストの対照的な特徴も記しますので、そっちに行かないように注意して下さい。
①コンスタント
とにかくコンスタントに練習、勉強、自己開発、自己啓発、指導要請をしてるんです。教えてる方も「そろそろこのギタリストがこういうこと聞いて来そうだな」というのがわかるくらいです。ダメ・ギタリストはコンスタントではありませんでした。
②モーメンタム
やはり推進力がありました。大きな向上力ではないんです。小さな向上でもずっと続く推進力の方がはるかに大切だと思い知らされました。ダメ・ギタリストは大きく向上したら満足して、他の趣味を見つけて遊びほうけてました。
③スケプティカル
スケプティカル(懐疑的)な部分がありました。良い意味です。自分が本当に正しい道で進んでいるのかを常に私達に相談していました。「今は年収が1200万しかないんです。なぜ2000万円の大台を超えられないのでしょうか、考え方がおかしいのでしょうか?」的な結構感じです。ダメ・ギタリストは足踏みに気付かずに、「来年にはあわよくば月収20万円を音楽で稼げれば幸いなので、極力好きな事だけで、ゆっくり地道な努力をなるべくちょっとずつ継続できればと思ってますぅ」という感じでした。両方とも実在する生徒です。後者は周りに感染するので退会させました。
④スピーディ
やはり取りかかるスピードが速かったんです。何かを決めたらすぐやってました。困ったことがあったら1日でも早く追加受講を予約して聞いて来ました。ほんと来週まで待っても大丈夫なのに・・・と私が思うほどです。ダメ・ギタリストはなかなか取りかからず「来月にでも相談しよっと」という単位で動物のナマケモノ・スピードで堕落して行きました。
⑤フューチャー・フォーカス
近い将来、遠い将来に焦点を当てて毎日を頑張っていました。集中するところにエネルギターは流れるんです。サラリーマン音楽家の方がお仕事をしながらお忙しいのに「明日は」「来週は」「来月は」「来年は」と、どんどん先をみて動いておられるのをみて、これは音楽家になるわなぁと感心しました。ダメ・ギタリストは過去の栄光(音楽以外の大昔の小さな仕事の成果とか、属してた組織名など)を一人でも多くの人に言いふらすことに専念してました。
まとめ
上記5つの特徴が来年プロ音楽家を目指す方の参考になれば嬉しいです。特にプロ音楽家を目指す方でなくても、芸術として音楽に携わる人間として見習うべきところがたくさんあると思いました。
今年は最後の最後に奇跡的なチャンスを逃す方も見受けられましたが、多くの方が良い方向に向かっていたのですごく良い年でした。
さあ、プロ志向ギタリストよ!2022年こそ頑張ろうではありませんか!
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