音楽社会は競争だ!???
とあるギタリストが言ったそうです
「音楽社会は競争だ!勝ち抜け!」
愚の骨頂・・・音楽社会で競争する必要はありません。なぜだか分かります?
心配無用です。
この記事を読んだら、なぜ音楽社会に競争が不要か分かりますよ。
結論
不戦勝の道がい~っぱいあるからです。
根拠
今時「仕事の取り合い」なんて考えてるギタリスト・・・古すぎます。そしてそんな風に考えてたら不戦敗です。ただ戦場にダイブしただけですしね。
不戦勝からスタート
「どうやったら不戦勝?」よくある質問です。そんな「どうやったら」なんて考えなくていいんです。【不戦勝したものとしてスタート】すればいいんです。ちなみに私なんて業界で競争として戦った事などありません。バークリー音楽大学を卒業して23歳で帰国しました。しかし、「帰国」という言葉は使いませんでした。使った言葉は・・・
【降臨】
笑・・・何様なんだよ!という感じですが、以下がデビューアルバムのジャケットです。私の自信にポカンと口を開けたコピーライターが書きました。
サポートの仕事もたくさんやりましたが25歳の時、一本のライブをサポートするギャラは同年代が5万円、先輩が8万円、バンマスが12万円でした。私は15万円でした。それ以下の金額では引き受けるなとマネージャーに言ってました。
メディアへの露出の方法もめちゃくちゃです。「俺は日本一の知性派ギタリストだ。他はパッパラパー」というような素振りを見せていました。ホンマは思ってまへんで~ぇ・・・少ししかぁ・・(昔の桂三枝の言い方で)
ビッグマウスで不戦勝からのスタートをすれば勝手に事実はついてくるんです。
今はスタートだけじゃない
一昔前は私のようにビッグマウスで不戦勝からのスタートでなんとかなっていました。しかし、今の時代はこれだけではやはり「戦場にいる」という事実は消せてないんです。ある意味「音楽社会は競争」だというのをちょっと認めちゃってる感じになります。今の時代はライバルに
【協力】
するんです。
これがなかなかできないんですよね。
「自分が負けるかもしれないのになぜ他人に協力しなきゃいけないんだ?!蹴落とすのが先だろ!」
「音楽社会は競争だ」と考えているギタリストは、こういう発想になります。そしてそう考えるギタリスト同士が集まって足の引っ張り合いをします。
ちなみに私はギタリストとして良い案件が来たら「誰か譲れる人はいないか?」と、まず考えます。自分のような老人ギタリストよりも適任なギタリストがいる場合が多いからです。そして多くの場合は他のギタリストに譲ります。その方が音楽社会としてより良くなるからです。そしてそのギタリストはネットワークを広げてどんどん活躍します。これって損してるって思いますか?それが「音楽社会は競争だ」と考えてる証拠です。実際にこのように譲りまくると、私の周りにはあり得ない程の素晴らしいギタリスト、素晴らしい音楽、そして巨額が舞い込んで来るんです、来たんです、来続けてるんです。
まとめ
周りを蹴落とそう、脚を引っ張ろうなんてしてはいけません。「音楽社会は競争」じゃないんです。今時代、不戦勝からスタートして、この「ギブ・ファースト」の精神で【協力】したら戦場とは無縁なギターライフが待ってますよ。
津本幸司
是非私と一緒に優雅なギターライフをトータル・ギター・メソッドで