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ギターの練習がはかどらない本当の理由

上手くならない・・・

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なんか毎日だらだらギター触ってるだけで上手くなってる気がしない・・・何やってるか、なんでギターの練習がはかどらないのか自分でもよくわかんない・・・。お気持ち分かります。

心配無用です。

この記事を読んだら、ギターの練習がはかどらない本当の理由が分かりますよ。

結論

「複雑に考えてるから」
以上

英語の格言

バークリー音楽大学時代のコーチに以下の英語の格言を教わりました。

Complexity is the enemy of Execution.

複雑さは行動の敵である

つまり、複雑にすればするほど何やっていいのか分からなくなって、何もできなくなって、なんかやらなきゃいけないんだけど、なにやっても空回りのような気がして、実際に空回りで、その空回りを避けようとまた複雑に考えて、悪循環の結果・・・挫折。これが「複雑」が生み出す結果です。

クソ・シンプルに

複雑さは行動の敵であるわけなので、当然ながらシンプルにすればすぐ行動に移せますし、練習もはかどります。ただ、高知能の日本人はシンプルにしようとしてもまだ複雑に考えちゃってるんです。そこでオススメなのが「クソ・シンプル」にすることです。クソ・シンプルを定義すると、幼稚園児でもできること、音楽やったことのない100歳のおばあちゃんでもできることです。スケールの練習であれば「この場所とこの場所を押さえて、右手でこれもってここをチョンっとはじきましょう」くらいのシンプルさです。音楽理論の学習ならば「ドレミのドが1、レが2、ミが3です」くらいのシンプルさです。

続きが大事

クソ・シンプルに始めることって意外と簡単にできるんですが、クソ・シンプルに続けることができないんです。せっかくクソ・シンプルにスケールの練習を始めたのに次のステップとして「じゃあ、その3倍の量を弾いてみよう」とか、「往復ながらテンポ上げてみよう」とか、自分の首を絞める「複雑さ」を追加しちゃうんです。これでは本末転倒。次のステップも「次のステップに進むことのできる自分にとってクソ・シンプル」にしなきゃいけないんです。

ご自身の練習内容を見直して下さい。複雑にしてませんか?

誤解注意!

やり方が複雑なのがいけないんですよ。演奏内容や音楽理論が複雑なのはいいんですよ。勘違いというか、都合の良いように解釈して「音楽理論は複雑だから勉強するのはやめておいた方がいいな」「この技術は複雑だから練習しないでおこう」とか言い始めるギタリスト・・・出てくるんですよね(苦笑)

まとめ

複雑さは行動の敵である

シンプルではなくクソ・シンプルにしましょう。

私が書いたベストセラー教則本の数々はすべてこの原理に則って「小分けにクソ・シンプル」にしています。音楽理論書である「サルでも分かる音楽理論(上下巻)」が売れるのも100個の項目に小分けにして内容をクソ・シンプルにしたからです。当然、トータル・ギター・メソッドはギターの練習の全てをクソ・シンプルにしたものです。しかも、コンテンツを進めてい行く度にステップ・アップした状態の自分にとって「クソ・シンプル」度合いが同じになるようにしています。つまり、1コンテンツ目をやろうとした自分が「あ、これならシンプルだな」と思えたとしましょう。そのギタリストが99コンテンツ目をクリアした後、100コンテンツを目を見て「あ、これならシンプルだな」と思えるように工夫しています。もちろん1コンテンツ目を見た後に100コンテンツ目を見たら「どわ!何コレ?!無理!」ってなりますよ。この工夫すごいでしょ?ホント・・・口に出せない、説明出来ない、形にならない、立証されてるのに、特許はとれない・・・なぜ・・・と思ってるくらいなんです(泣)

共感して貰えませんか?(笑)

津本幸司

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