たくさんの教則本
アマゾンでたくさんのギター教則本が売られています。どれを選んだいいのか分かりませんよね。アマゾン評価だけを頼りに購入したものの・・・よく分からない・・・。お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、【はじめてのギター教則本選び】5ステップが分かりますよ。
はじめに!
私自身たくさんの教則本を執筆していますが、この記事は私の教則本をオススメするものではありません。どちらかと言うと人によっては私の教則本が不適切な場合もあるからです。
ステップ①スタイルを決める
まずはスタイルを決めます。ご自身がアコースティック・ギターの弾き語りなのか、ブルース・ギターなのか、ポップスのバンドのギタリストなのか、ロック・ギターなのか、ソロ・ギターなのか・・・これでどんな教則本を検索すればいいか分かりますよね。
ステップ②表紙で抜粋する
まぁアマゾンの中で検索すればいいでしょう。たくさん出てくるので、表紙を頼りに3冊抜粋しましょう。表紙には3種類あります。
- 売れたい表紙
- 売りたい表紙
- 売る気のない表紙
1.売れたい表紙は、大手出版社のサラリーマンが会社のノルマとして出版しなきゃいけないから、暇そうなギタリストを引っ張ってきてなんか書かせて、営業さんと話し合って、目立つタイトルと写真を載せてるはずです。「これだけで大丈夫!」「1週間でできる!」「最後まで読める!」などの売り文句があり、ギターの写真、ギターを弾いてる写真がドンと載ってるのがそれに当たります。この手の書籍は出版社に取って「使い捨て」なんです。雑誌ほど1ヶ月で読み捨てという感じではないのですが、読み捨て、売り捨てでお金さえ入ればいいという考え方です。著者も読者も会社の捨て駒にされてる訳です。マガジンとブックの間を取ってムックと呼ばれます。私も20年前に何冊か書きました。と、いうか書かされました(苦笑)ほとんどが私の雑誌の講座を編集者が寄せ集めだったようです。
2.売りたい表紙は、小さな出版社が良い教則本だから長く売りたいと考えてるので、ちょっとお堅い表紙になってるはずです。「ちょっと難しそうだな」という表紙がそれに当たります。私のベストセラー教則本はほぼこれです。ただ、難しいからかなりマジなギタリストじゃないと適さないかもしれません。
3.売る気のない表紙は私のトータル・ギター・メソッドの書籍版のような表紙です。これは本編のトータル・ギター・メソッドのサンプルですので、頑張って売らなくても良いんです。写真もイラストもない色と文字だけです。しかも在庫も抱えてないんです。PDFのデータをアマゾンが保有していて、注文が入るとアマゾンが印刷をして発送するシステムです。だから売れなくても誰も困らないんです。ただ6時間に1冊売れてます。
ステップ③中身見る
どの表紙が気に入るか分かりませんが、3冊選んだら中身を見ましょう。アマゾンでは「中身を見る!」という「立ち読み」ができますので、雰囲気を確認して自分に合いそうかどうか確認して下さい。
ステップ④著者を調べる
「ほんで、結局どんなヤツが書いてんだ?!」ってのが気になるところでしょう。アマゾンとは別のウィンドウを開いて、著者を徹底的に調べ尽くしましょう。フタを開ければ、専門学校を卒業して自主制作アルバムを1枚だしてユーチューバーやってるだけのギタリストだったり、活動したことのないウンチク・コレクターだったりします。往々にして「プロ・ギタリスト」という文字をプロフィールに入れてる著者は信用できません。当たり前ですよね、わざわざ言わなきゃいけないほどのギタリストだからです。「こいつは信用できる!」と思えたらオーケーです。
ステップ⑤買っちゃう
買っちゃいましょう。考えても無駄です。どうせ最初に買った教則本なんて失敗です。簡単過ぎたり、難しすぎたり、スタイルが違ったりします。買って、失敗して、反省して、メルカリで売って、また同じ方法で買い直せばいいんです。ま、通常の場合、様々な教則本を買うのに8千円くらいを費やして、3千円くらいでメルカリなどで売って、結果的に5千円の出費で自分にあう教則本に出会えればラッキーと考えましょう。
まとめ
【はじめてのギター教則本選び】5ステップ
- ①スタイルを決める
- ②表紙で抜粋する
- ③中身見る
- ④著者を調べる
- ⑤買っちゃう
良質な教則本に出会えることを願っています
津本幸司
本気で練習するならトータル・ギター・メソッド本編を以下からお求め下さい