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【ギター完コピ】ってどこまで弾けたらいいの?

あるある質問

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「先生、どこまで弾けたら完コピできたって言えるんですか?」
非常に多い質問です。回答に困りますよね。どこまでって・・・距離?高さ?大きさ?単位は何・・・ってなります。でも、知りたいですよね。お気持ち分かります。

心配無用です。

この記事を読んだら、ギターの完コピってどこまで弾けたらいいのかが分かりますよ。

「まぁ一応コピーした」レベル

弾こうとしている曲やフレーズの元のテンポよりも落として、ゆっくり間違わず、止まらず弾ける・・・ってのが「まぁ一応コピーした」レベルです。

「まぁ一応完コピした」レベル

弾こうとしている曲やフレーズの元のテンポと同じテンポで、間違わず、止まらず弾ける・・・ってのが「まぁ一応完コピした」レベルです。「完」の文字が追加されます。

「一応完コピした」レベル

弾こうとしている曲やフレーズの元と同じテンポで、間違わず、止まらず弾けるのはもちろんのこと、音価、チョーキング、ビブラート、スライドなどのニュアンスまで再現できる・・・ってのが「一応完コピした」レベルです。「まぁ」の文字が取れます。

「完コピした」レベル

同じテンポで、間違わず、止まらず弾けて、ニュアンスまで再現できて、アーティストが持つちょっとしたタイミングのずれ、同じ音を繰り返す時の強弱のクセ、楽音以外のノイズに至るまで再現できる・・・ってのが「完コピ」レベルです。「一応」の文字が取れます。

「完全吸収」レベル

同じテンポで、間違わず、止まらず弾けて、ニュアンスや、ズレ、クセ、ノイズまで再現できるのはもちろんのこと、自分の力で、自分の好みに合うようにより良くカスタマイズして演奏できる・・・ってのが「完全吸収」レベルです。

「完全吸収」レベルを目指したいですね。

「超えた」レベル

「完全吸収」レベルの演奏を他の人が聴いて「あ、オリジナルより良い!」となったら「超えた」レベルです。

「超えた」レベルでコピーは完成形となります。

まとめ

完コピって難しいですよね。でも音楽を含む芸術は「模倣が全て」と言われています。だから、まずは完コピからやらないとダメなんです。もちろん一気に丸々1曲コピーするのは大変ですよね。小さなフレーズや人が弾いたスケールやアルペジオやコード・ストローク数小節でも大丈夫です。小さくスタートして下さい。そして、上記の「超えた」レベルを目指して下さい。

実は上記の完コピのレベルが上がるようにシステマチックにできるようにしたのがトータル・ギター・メソッドなんです。スケール、アルペジオ、カッティング、リズム・ギター、ロック・フレーズ、ブルース・フレーズ、ジャズ・フレーズなどを1200個の小さなコンテンツに分けて毎日完コピしてゆくようにプログラムしています。お手本やテンポや注意点の提示はもちろんのこと、「完全吸収」レベルになるためにカスタマイズする方法も記載しています。そして、オプションのフェイスブック・レッスンでは皆のカスタマイズを自分で聞いて参考にして切磋琢磨できて、私、津本幸司が直接コメントしています。(たまに「超えた」レベルの人が出てくるから怖いんですよね・・・苦笑)是非、ご利用下さい。

津本幸司f:id:totalguitarmethod:20190704151940j:plain