1日弾かなければ3日後退する
「1日練習を休めば実力が3日後退する」というのは、楽器でも、スポーツでも、勉強でも同じです。ただ、毎日継続してるのに実力が後退することがあるんです。怖いですよね。
心配無用です。
この記事を読んだらどうして毎日継続してるのに実力が後退するかが分かりますよ。
毎日継続してるのに実力が後退する理由
バランスが悪いからです。
例えば、以下の4人
- A君「バンドの曲ばかり練習した」
- B君「コピー曲弾いてた」
- C君「速弾きをひたすら練習した」
- D君「基礎練習に明け暮れていた」
バンドの曲ばかり練習していては、基礎技術が落ちるかも知れません。コピーばかりしていては発想力が乏しくなります。速弾きばかり練習するというのは、筋力トレーニングだけをやっているようなもの。基礎練習ばかりしていては、いつまでたっても実践力が身に付きません。
バランス良く練習する方法
この記事のポートフォリオを作るのが最適ですが、今回は私が運営するプロ・ギタリスト育成機関であるISMギタリスト養成所で、毎年8月に実施している「スパルタ集中講座」のバランスの取り方をご紹介しましょう。
これは少林寺三十六房という映画を参考にしたものです。
(この映画はカンフーの達人を育成するためにキック力、頭付き、動体視力、腕力などの部屋(房)に分けて修行する内容です。高校生の頃この映画を見て感動し「いつかこんなシステム作ってみたい」と思ってました)
基礎練習の館
- 36房:フィンガー・トレーニングの房
- 35房:ワン・ストリング・スケールの房
- 34房:インディジュアリティの房
- 33房:インターバルの房
- 32房:ピッキング・ダイナミクスの房
- 31房:速弾きの房
スケールの館
- 30房:メジャー・スケールの房
- 29房:ペンタトニック・スケールの房
- 28房:マイナー・スケールの房
アルペジオの館
- 27房:アルペジオ・ポジションの房
- 26房:フォー・ノート・アルペジオの房
- 25房:トライアドの房
- 24房:テンション・コード・アルペジオの房
技術の館
- 23房:4つのアーティキュレーションの房
- 22房:スウィープの房
- 21房:タッピングの房
リズムギターの館
- 20房:コード・ポジションの房
- 19房:テンション・コードの房
- 18房:リズム・パターンの房
- 17房:ブルース・リズムの房
- 16房:カッティングの房
- 15房:ストロークの房
- 14房:リズム・アルペジオの房
- 13房:ウォーキング・ベースの房
インプロヴィゼイションの館
- 12房:メジャー・キー・インプロヴィゼイションの房
- 11房:モードの房
- 10房:ブルース・ソロの房
- 9房:ハーモニック・マイナーの房
- 8房:セカンダリー・ドミナントの房
- 7房:オルタードの房
- 6房:サブスティテュート・ドミナントの房
- 5房:サブドミナント・マイナーの房
- 4房:ディミニッシュの房
知性の館
- 3房:聴音の房
- 2房:読譜の房
- 1房:アナライズの房
- 師範試験:セッションとアイデンティティと理念
まとめ
バランスの悪い練習をすると毎日練習しても実力が後退することがあるので、バランス良く練習しましょう。そして常に「久しく練習してない項目」がないかを確認して下さい。
とは言っても、自力では無理ですよね。ISMギタリスト養成所に通うのも難しいですよね。
ご安心下さい。キレイにバランス良く細分化して1200コンテンツご用意しました。それがトータル・ギター・メソッドです。