練習時間ないですよね
お仕事や学校でギターの練習時間の確保が難しいですよね。
昨日、社会人2年目の24歳の女性が相談に来ました。
「残業ばかりで1日1時間しかギターが弾けないんです。土日は5時間ずつでも取れますが、平日のストレスと疲れで効率良く練習できなくて・・・」
大変ですよね。でも、そんなお忙しい中もギターの練習を続けようとしているお姿に感激しました。
心配無用です。
この記事を読んだらこんなお忙しい方でも効率良く練習できる、ギターの練習時間の管理術が身に付きますよ
解決策
オススメの方法は、練習時間のポートフォリオを作成することです。
「ポートフォリオ」って言葉が難しいですよね。
一度「ポートフォリオ」と検索してみて下さい、余計わけわかんなくなります・・・
でも、画像検索で「ポートフォリオ 金融」と打ってみて下さい。
今度はたくさん円グラフがでてきますね。
これは金融商品を分散投資する割合を決める円グラフです。円全体が自分の持ってる「お金」です。それの何%を債券や株に回すか・・・的な話です。そして専門家が見てあの割合がこの時期多すぎる、少なすぎると調整するわけです。ちなみにこれを「リバランス」と言い、億単位の資産を持っている人は必ずやらされています。
(2018年現在)
この「お金」を自分の「練習時間」に置き換えるんです。
これが私のISMギタリスト養成所で提案している練習時間のポートフォリオです。
私は毎年100名以上のギタリストの練習ポートフォリオを作っています。
作り方
1.まず自分の練習時間を書き出します。例えば
- 月:1時間
- 火:30分
- 水:2時間
- 木:30分
- 金:なし
- 土:3時間
- 日:3時間
2.次に練習するべきことを別の紙に書き出します。例えば
- スケール
- アルペジオ
- カッティング
- 運指練習
- フレーズ練習
- バンドの曲練習
実際には膨大な量になりますが、ここでは説明のために6個だけにしました。
3.次に優先順位とパーセンテージを決めます。例えば
- 優先順位1:バンドの曲練習20%
- 優先順位2:フレーズ練習30%
- 優先順位3:スケール20%
- 優先順位4:カッティング10%
- 優先順位5:アルペジオ10%
- 優先順位6:運指練習10%
少し雑ですがこれで円グラフが埋まるでしょう。
これであなたの一週間の練習プランの完成です。何時間何を練習するかが明確になっています。
注意!
これを順番にやるのではありません。
やりがちな間違いとして土曜日には20%を占めるバンド練習、日曜日は30%を占めるフレーズの練習、月曜日は時間が30分しかとれないから10%だけの運指練習だけをやろう・・・とやってしまうことです。
そうではなくて、この円グラフのパーセンテージだけを見ながら「毎日」やるんです。
上記の方の土曜日には3時間、つまり180分の練習時間が取れます。優先順位を崩さずに
- 優先順位1:バンドの曲練習20%の36分
- 優先順位2:フレーズ練習30%の54分
- 優先順位3:スケール20%の36分
- 優先順位4:カッティング10%の18分
- 優先順位5:アルペジオ10%の18分
- 優先順位6:運指練習10%の18分
30分しかギターの練習ができない日なら
- 優先順位1:バンドの曲練習20%の6分
- 優先順位2:フレーズ練習30%の9分
- 優先順位3:スケール20%の6分
- 優先順位4:カッティング10%の3分
- 優先順位5:アルペジオ10%の3分
- 優先順位6:運指練習10%の3分
になります。
これを続けることで「最近この練習やれてないなぁ」という事態を避けることができます。
まとめ
- 練習時間を書き出す
- 練習項目を書き出す
- 優先順位とパーセンテージを書き出す
- 毎日繰り返す
自分のポートフォリオを作ってみて下さい。
このポートフォリオを作るための素材、つまりどんな練習項目が必要なのかを知ることをは至難の業です。そのため、私が、独学ギタリストのあなたのために、それらを「全て!」まとめておきましたので是非参考にしてくださいトータル・ギター・メソッド