逆オルタネイト
オルタネイト・ピッキングとはダウン・アップ・ダウン・アップを繰り返す弾き方です。
「逆オルタネイト・ピッキング」なるものがあるんです。
心配無用です。
この記事を読んだら「逆オルタネイト・ピッキング」が何か分かりますよ。
定義
「逆オルタネイト・ピッキング」とはアップ・ダウン・アップ・ダウンを繰り返す弾き方です。
ビートの上が必ずアップ・ピッキングになります。
具体的に
例えば、ドレミファソラシドと弾くとしましょう。
- ド(アップ)
- レ(ダウン)
- ミ(アップ)
- ファ(ダウン)
- ソ(アップ)
- ラ(ダウン)
- シ(アップ)
- ド(ダウン)
と、弾きます。
なんで?
原理は分かりやすいのですが、なぜこんな面倒くさいことをするのか分からないですよね。
その理由は逆オルタネイト・ピッキングの方が弾きやすいフレーズがあるからです。
この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編から少しだけ抜粋したものです。逆オルタネイト・ピッキングで6連符を弾くのですが、すべて「インサイド・ピッキング」になっているのがわかるでしょうか?これが弾きやすくなる理由です。これを通常のオルタネイト・ピッキングで弾こうとすると「アウトサイド・ピッキング」ばかりになってしまい高速で弾くのが難しくなります。
確かにビート上をアップ・ピッキングにするのがしっくりこないところですが、それ以上のメリットがあるんです。ちょっと練習してみる価値があると思いませんか?
まとめ
「逆オルタネイト・ピッキング」とはアップ・ダウン・アップ・ダウンを繰り返す弾き方です。ビート上をアップ・ピッキングにするのは慣れが必要ですが、高速で弾けるフレーズがあるので便利なものだと覚えておくといいでしょう。
独学ギタリストを応援しています。
津本幸司