アーティフィシャル・ハーモニクス
ハーモニクスはこの記事で書いた通りですが、さらに「アーティフィシャル・ハーモニクス」なるものがあるんです。
心配無用です。
この記事を読んだら「アーティフィシャル・ハーモニクス」が何か分かりますよ。
定義
「アーティフィシャル・ハーモニクス」のアーティフィシャルとは「人工」と言う意味であり、無理矢理ハーモニクスが鳴るポイントを作るテクニックです。
具体的に
方法はまず、左手で特定のフレットを押さえます。右手はピックを親指と中指ではさんで持ちます。(ピックは使用しないので邪魔にならないようにしてるだけです)次に右手の人差し指で押さえているフレットの12 フレット上を触ります。例えば3フレットを押さえてたら、その12フレット分上の15フレットの真上を触ります。そして、薬指で弾きます。
練習方法
この譜例はトータル・ギター・メソッドのテクニック編【アーティフィシャル】から少しだけ抜粋したものです。
まずは左手だけで押さえましょう。ドレミファと押さえるだけですので左手は簡単に押さえられるでしょう。
次に、上記写真のようにピックが邪魔にならないように持って、右手の人差し指で5弦15フレ、17フレ、4弦14フレ、15フレと同時に触って行きましょう。押さえてしまってはいけませんよ。触れるだけです。
最後に薬指でその4音を弾いて行きましょう。
いかがでしょうか?少し慣れるまで時間が掛かるかも知れませんね。
まとめ
「アーティフィシャル・ハーモニクス」のアーティフィシャルとは「人工」と言う意味であり、無理矢理ハーモニクスが鳴るポイントを作るテクニックです。ちなみにハーモニクスは「フラジョレット」とも呼ばれます。アーティフィシャル・ハーモニクスも「人工フラジョレット」とも呼ばれ、ヴァイオリン奏者の方も多様している昔からある弦楽器のテクニックなんですよ。
独学ギタリストを応援しています。
津本幸司