クリティカルパス
このクリティカルパスという言葉を大人同士の会話の中で使う大人がいたら一目散に逃げるものです。自分が分かっていなかったから嬉しくなって目下に話したくなっているだけです。つまり、大人の世界では常識なのです。この記事は未成年に向けて簡単な例を使って書きます。
1曲ライブで演奏
ライブでギターを一曲演奏するとします。担当するのは
①簡単なイントロ
②全体のリズムギター
③自由に弾いていいギターソロ
の3つです。
①②③はすべて同時に練習するのですが、この場合にマスターする所要時間を考えます。
①簡単なイントロ:2日
②全体のリズムギター:5日
③自由に弾いていいギターソロ:3日
になるとします。全体のリズムギターを覚え込むのに非常に時間がかかるとします。例え、①と③をサラッとこなせたとしても、1曲こなすのはリズムギターを覚え込む時間に引き延ばされるということです。この最も時間がかかる過程をクリティカルパスと言います。このクリティカルパスをいち早く発見して、どれだけ素早くするかというのが、ギターの練習の効率化に影響を与えるのです。
悪い例
悪い例は、自分が目立つイントロやギターソロの演奏に集中して「あ、まだ全体のリズム・ギター覚えてなかったわ・・・」と、ライブの直前で覚え込むパターンです。多くの文化祭ギタリストがやりがちなことです。
常に締切りギリギリで、原稿を仕上げる、夏休み終わりギリギリで宿題を終わらせるようなストレスフルな状態で練習するので、実になりません。
良い例
良い例は当然真っ先に全体のリズムギターを覚え込むことに集中して、あの手この手で所要時間を短縮することです。
まとめ
難しく考えることはありません。常に
「最も時間がかかる作業はどれか?」
を考えて
「その最も時間がかかる作業を効率かするには?」
を考えるだけです。
口に出してはいけませんが他人の演奏を聴いて
「あ、クリティカルパスの効率化を考えてなかったんだ・・・この先もこういう音楽人生を送る人なんだなぁ・・・南無阿弥陀仏」
と、考えられればオーケーです。
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大人は漏れなく利用しています。(大人=年齢、ではなく、大人=成人の知能)
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