アドリブ
即興演奏が良かったかどうかの判断って難しいですよね。私も過去に数千、数万とアドリブをして世に残っている物も多くあります。すべてのアドリブに一長一短あるものですが、一つ絶対的な基準にしているものがあります。
お知らせ
音楽家コーチング記事はnoteに引っ越ししました
良いアドリブの絶対的基準
後から歌えること。
聴いた後
自分のアドリブを客観的に聴いた後に思わず口ずさんでしまうようなアドリブは非常に良いアドリブだと感じています。
頭に繰り返し流れてしまうのは中毒症状を生むほど良いアドリブです。
テイクワンの曲
この曲は一回しか弾いていません。2008年にISMギタリスト養成所というのがバカでかくなってしまいました。建物3つ分のギタースクールになり、人を雇うのも、人と会うのも嫌いな私がこれだけの人を管理するのは耐えられなくなっていた時期でした。
時間がない中、アルバムを作る必要がありましたので、テーマを書いたらすぐにメモとして録音しました。3コーラス繰り返すので、1番テーマ、2番アドリブ、3番テーマとしました。テーマのメモのつもりでしたが、2番のアドリブ部分もサッと弾きました。あとから消す予定でしたが、頭からそのアドリブが消えないので、そのままリリースしました。
今聴いても「これが津本幸司の演奏です」と言われて恥ずかしくないと思います。
逆の曲
この曲は「一度も弾いてません」・・・というと意味不明ですが、有名曲ですので、コード進行もテーマも頭に入っていますし、このようなグルーヴに合わせるなら自分ならこう弾くだろうなぁというのが無意識で頭に流れていました。
AIのディープラーニングのように「もし、津本幸司がストレート・グルーヴでロックで枯葉を演奏したら?」との問いに答えたようなものです。
海外で良く言われる「コージッシュ(コージっぽく)」な演奏にするだけですので、水を飲むように簡単でした。
観た曲
この曲は「先に観ました」・・また意味不明ですが、この曲は新しく作ったので、制作方法を変えました。これは2024年のプロジェクトの先出し?予告?のようなものです。
私自身が最近勉強しているのが「映像の色」です。映像の内容よりも色彩に徹底的にこだわっています。各曲に適切な「色味」があるのです。あらゆる組み合わせで、無数の色味が存在します。なんとなく全体的に津本幸司っぽい色味になってませんか?(なんとなぁく、暗くて、高そうで、偉そうで、静かで、哀愁っぽくて、街っぽくて・・・パリピの逆的な感じ)その中で赤っぽかったり、青っぽかったりとか変化を付けています。
この曲はテーマを書いたら映像を先に作り、その映像をみながらアドリブをしました。マイルス・デイビスの「死刑台へのエレベーター」方式です。こうすると、自分が映像を観ながら口ずさみたくなる音がアドリブに反映されます。真ん中のハーモニクスは技術的にめちゃくちゃ難しいです。真似してみてください。ロシアのバラライカの演奏から着想を得ています。
まとめ
アナタならどの方法で、どの基準で美しいアドリブを判断しますか?
是非インスタのDMで教えて下さい。
2024年には絹道4の制作を始めます。1曲ずつ映像付きで、いや映像メインで創造します。クラウドファンディングでパトロンを募集して支援者ありきで制作をスタートしますので、何卒ご支援宜しくお願い致します。詳細公開まで少しお待ちください。
「自分は津本幸司のパトロンだった」と私の死後に、自信を持って名乗って頂けるよう頑張ります。証拠も残します。
津本幸司
ギターの演奏はこちらで年末年始に頑張って下さい。
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