ご長寿ギタリスト
今月、2024年2月はたくさんの方とオンライン面談しています。年齢を聞くと私の父親と同じ喜寿(77歳)前後の方が数名いらっしゃいました。お話を聞いていると、私の健康管理ドクター達の推奨することを見事にやってたので驚きました。もちろん土台になっているのがギターという楽器演奏です。
①お一人様
男性も女性もいらっしゃいましたが配偶者に先立たれた方もいらっしゃいました。しかし、元からギターを弾いて楽しんでるので、生活にそんな大きな変化がなかったということでした。
確かに、「配偶者が生きているときから自分一人でできることを探しておけ」と言われるので、偶然にもギターという楽器演奏がそれに繋がったんですね。
②頭しっかり
中小企業の部長さんクラスで定年退職した方達は、老害ジジイになって死ぬ・・・こんな世間の言葉とは真逆に、細かく指を動かしてるので、キレッキレの頭で繊細な芸術に前向きに取り組んでいらっしゃいます。
③好奇心
「もうこの歳になって好奇心なんてないわ」という言葉とは無縁な方々です。「津本さんのブログ読んでロシア文学読み始めました!」「プログラミング始めました!」「音楽の歴史とワインの関係を調べたので聞いて下さい!」まあ、好奇心旺盛です。
こりゃ若いわ。
④若い人を尊敬
自分の子供や孫世代の人達から学ぼうとする姿勢が半端ないっす。私はSNSなど一切見ないのでボケて死ぬかもしれないと不安になったくらいです。「最近TikTokで流行ってるアレが・・・」とか、おっしゃるんですよ。
⑤金持ってる
この喜寿チームはみんな小銭を貯め込んでるんです・・・告白してらっしゃいました。意図的に貯めたのではなくて、現役時代の同僚がゴルフだ、車だ、夜遊びだと散財している中自分は家に帰って部屋の隅でピロピロとギターを弾いてただけだから、自ずと貯まってたそうです。別に大金持ちではないけど、一生困らない・・・とおっしゃってました。別に投資もしてないけど、借金もない、年金だけでも生活できるし、不自由しない・・・好奇心はあるけど物欲はない・・・最高のパターンです。
まとめ
今私は死ぬ準備としてクアラルンプールの移住先の内見の旅に来ていますが、なかなか決まりません。夫婦で一日450円で生活する練習を一泊6万円のスイート内で行うバカ夫婦です。この70代の先輩達を見ていると、内面の整い方が自分にはまだまだ足りないと思い知らされました。
ご長寿ギタリストを応援します。
現役世代ギタリストも長寿をめざしてください。
津本幸司