芸術活動
芸術活動はゲームなんです。このゲームには勝敗があります。引き分けもあります。あなた・・・引き分けを目指して芸術活動してきたんです。その結果が今です。このようにしてしまうのは人間の本能が関係しており、勝つにはカラクリを知る必要があります。これを知ってる私達は永久に勝ち続けることができます。その知るべき知識は難しい用語なのでアホでも分かるように説明しながら専門用語をちらっと紹介します。
トイレットペーパー
コロナでトイレットペーパーがなくなると言うデマが広まりました。デマだと知ってるあなたにはチョイスがあります。どっち選びますか?
- ●一応買う
- ●デマだから買わない
店に行くと2つしかありませんでした。お隣の山田さんの奥さんがいました。山田さんの奥さんはどうすると思います?
- ●一応買う
- ●デマだから買わない
ふと見るとお迎えの田中さんのご主人も店に向かってました。どうすると思います?
- ●一応買う
- ●デマだから買わない
この状況であなたはどうしますか?
- ●一応買う
- ●デマだから買わない
皆が一応買う
この状況になると皆が一応買うんです。この状況で皆が避けたいのは「万が一自分だけがトイレットペーパー買えなかったら」という不安です。これを避けるための行動をとります。自然と闘争が起こるのです。これを「万人の万人による闘争」と言います。恐れているのは自分だけが知らない情報があるのではないかということです。つまり、デマがデマじゃなかったらどうしよう・・という不安です。これを「情報の非対称性」といいます。だからモラル・ハザードが起こるわけです。その結果全員が買い占めようとする行動に出るんです。それぞれが他人の行動に関わらず自分の利得が最大になるように合理的に振る舞ってるだけです。これを「ナッシュ均衡点」と呼びます。
本当は
本当はデマなわけですから全員が買い占める行為を止めればいつも通りの生活になるわけです。この状態を「パレート最適」と言います。
ゲーム
お分かりでしょうか?パレート最適が分かってるのにも関わらずナッシュ均衡点の行動を取るのが人間なんです。上記の原理はフォン・ノイマンやナッシュやアルバート・タッカーなどを基に「ゲーム理論」として体系化されています。
ここまではお遊び
この段階まではサラリーマンでも知ってることです。全員が全てのゲームをジャンケンのように同時に参加する「同時ゲーム」だと思ってるんです。これがクルクルパーなところ。実際には将棋のような交互に手を打つ「交互ゲーム」なんです。つまり相手の行動を見てから自分が動いてもいいですし、相手の行動を予測して罠を仕掛けるように動いてもいいわけです。ここに気付いた芸術家だけが勝てます。ちなみに専門用語では自分が最も高い利得を得られる戦略を「支配戦略」と言います。交互ゲームで時間差で支配戦略を取れば勝ちです。
具体的戦略の例
具体的戦略の例として分かりやすくいうと、時間差を遅らせて「ジャンケンで後出しで勝つ」のが一つの戦略です。もう一つはジャンケン前にパーを出しておいて、かけ声と同時にチョキを出す相手に合わせてグーを出す戦略です。
上記の具体的戦略の例を見て「当たり前」と思ったあなた・・・私はあなたの芸術活動を見ていて、その「当たり前」をなぜやらないのか不思議でたまりません。あなたが今やろうとしている音楽活動・・・大丈夫?「YouTubeで自分の曲を配信しよう!」なんてレベルの事を考えるのはジャンケンで「あいこ」か「負け」しか可能性がないのですよ。
まとめ
勝ってる人は、一般人の行動のナッシュ均衡点とパレート最適を俯瞰しながら皆に泳がせといて、上記具体的戦略の例と同じ方法で一人勝ちをしてるんです。芸術活動に取り入れる方法は個人で違いますので、私と一緒に考えましょう。
常日頃から「そこに1億円が落ちてるのになぜ拾わない?」と言っているのは上記が根拠です。
津本幸司
質問はFacebookレッスンにて
ディスコードのhelpで質問しても大丈夫です。NFTオーナー達が一度Facebookレッスンで私に聞いてから、答えをまとめてディスコードでも答えて下さいます。