はめまして
はじめまして。私はその昔、読者の方が生まれる前くらいの時代にギタリストとして生計を立てていました。10年前に引退し、今は妻と老後の暮らしをしています。時代は変わりましたが、私の時代に「こうやったらダサくなる」という主観評価を持っていたので紹介します。今の時代にどれだけ当てはまるかはご自身でご判断ください。
①詰め込む演奏
リズムというのが感じられなくなるくらい、細かいハヤビキを詰め込むと、何を弾いているのか分からなくなります。たとえば、スライドでフレットを1フレットから20フレットまで高速で往復してもなんのリズムも感じないですよね。それと同じことをするために日夜練習に励むのはもったいないです。
ただ一定数のプロ・ギタリストはこれが持ち味の人もいます。フランセスコ・ファレリなんかスゴいですね。
②スイープ連続
スウィープ・ピッキングでのアルペジオも2,3回が連続の限界じゃないでしょうか。これ以上やるとただコードをたくさん弾いているだけのように聞こえます。
ただ一定数のトップ・プロ・ギタリストにはこれが持ち味の人もいます。フランク・ギャンバレなんて神ですね。
③速弾き単体
細かい音が自分のソロのメイン・イベントになっているギタリストがいます。自分にとって難しいのでしょうけど、聴いている人にとっては「は?」という感じなんです。何かの「過程」で細かい音を連続するのがいいでしょう。
ただ一定数のアーティストにはこれが持ち味の人もいます。昔のイングウェイなんかそうですね。ただ、あの人はゆっくり弾いてる所が神的なマネできないリズム感なんです。
お知らせ
トータル・ギター・メソッドⓇどうぞ宜しくお願い致します。
④ビートから弾く
1拍目を弾くのがダサくなる・・・と、大学時代に教わりました。あえて1拍目を弾く曲を作るという挑戦もしました。意識の問題です。
⑤空間無し
個人的に命を賭けて来たのがこの「弾かない時間」です。この「無音」で1億円は稼いだと思います。
「休符は演奏するもの」
私はそろそろ寿命です。この言葉を私の墓石に刻んでください。
まとめ
これ動画作りました。
ご覧ください。