カッティング
そもそもカッティングというのは和声英語であり、ファンク・グルーヴと呼ぶのが世界的な正解です。ま、この日本語の記事ではカッティングと呼ぶことにします。極意をご紹介します。
注意!
辞書で「極意」と調べてください。メインの意味は、「物事の本質や核心のことだったり、学問や芸の核心となる大切なところ」です。オプションの意味として「奥の手」というのがあります。しかし「極意」というと「誰も知らない秘密の裏技」だと勘違いしてしまいます。実際に「裏技」もたくさんあります、「秘技」もたくさんあります。ただ、その前に「本質」や「核心」をマスターしなければいけません。
今流行の「空中歩行」を練習する前に、スキップくらいできないとまずいという感じです。
極意①
ブラッシングにアクセント
カッティングはブラッシング命です。ブラッシングがなければただコードをかき鳴らしているのと変わりません。そして、このブラッシングこそグルーヴを生み出す源なのです。そのグルーヴを生み出すコツがアクセントです。以下の例はトータル・ギター・メソッドⓇカッティング編の13番を少し抜粋しましたので、練習してください。書籍では全100コンテンツを動画でお手本を引いています。
極意②
スイング
ストレートのカッティングなんて子供でもできるんです。ファンクの核心は跳ねるスイングです。スイングのファンクなのでスワンクと東海岸では呼ばれています。
タブ譜だけを見ると普通のストレート・グルーヴに見えますが、チャカチャカではなく、チャッカチャッカと跳ねて弾いてください。
以下の例はトータル・ギター・メソッドⓇカッティング編の43番から抜粋しています。
極意③
分離
個人的にロボティクスは分かりませんが、もしロボットを動かす動的な部品を作れる人が助けてくれるなら、プログラミングとして「カッティングの動き」のコーディングはPythonやMatlabで容易にできます。上記の極意①と②なら恐らく小一時間で書けると思います。しかし、ここで紹介する「弾く弦を分離する」となるとまる一日かかると思います。そのくらい一言で「分離」といっても難しいのです。そしてこれが裏技を知る前の最後の「核心」だと考えてください。
以下の例はトータル・ギター・メソッドⓇカッティング編の90番です。100コンテンツあるうちの90番ですから以下に難しいかが分かるでしょう。
まとめ
基礎ではありません。極意なんです。
ちなみにトータル・ギター・メソッドⓇカッティング編はサンプルとしてAmazonで書籍でもお求め頂けます。その後トータル・ギター・メソッドⓇ本編をお求めになったら1000円お返しするシステムですので安心してお求めください。