クラシック
クラシック音楽には不思議なことがたくさんありますよね。ギタリストも音楽家なので今さら人に初歩的なこと聞けないですよね。お気持ち分かります。
心配無用です。
この記事を読んだら、ギタリストだから人に聞けないクラシックの不思議5選!が分かりますよ。
目次
①なぜ指揮者と音がずれてる?
もっとも多い質問です。オーケストラの指揮者が指揮棒を振ってるのとオーケストラの音楽がずれてるような気がしますよね。本当にずれてます。「よく演奏できるなあぁ」と思うでしょ?あれって小学生じゃないので、別にオーケストラの人達が指揮者をメトロノーム代わりに使ってる訳じゃないんですよね。「ここが大きくなるところですよぉ、リハでやったから分かってると思うけどねぇ」くらいの感じです。バーンスタインなんて手を使わずに目だけで指揮したりしますよ。
②なぜヴァイオリンとかがあんなに多い?
うじゃうじゃヴァイオリンなどの弦楽器がいますよね?あれは実はオーケストラは管楽器主体で二管編成と言ってオーボエ、クラリネット、フルート、ファゴット各2本ずつが基本で、それらが「ビーッ!」とか「ピーッ!」とかの攻撃的な音なので、マイルドにするために弦楽器を大多数で包み込むようにバランスを取ってるんです。ちなみにこれをひっくり返す発想を試みたシェーンベルクという人もいて、ストラビンスキーもこれに「まぁ、シェーンベルクが正しいだろうなぁ」って反応したそうです。
③オーケストラのギャラは楽器ごとに違う?
そりゃコンマス(コンサート・マスター)や、ソリストは違うでしょうけど、オーケストラは全員同じギャラ金額であることが多いんです。ずっと忙しく弾きまくるヴァイオリンも、後半で一発しか鳴らさないシンバルも拘束時間が同じなので、ギャラも同じという発想です。知り合いのヴァイオリンのねーちゃんとかブーブー文句言ってますけどね。
④クラシックの楽器奏者は仕事に困らない?
いやいや、ギタリストより仕事に困る人多いですよ。需要ないですもの。天才的演奏家がカップラーメンすする毎日・・・ってのを想像して「ざまあみろ!」と思ったあなた・・・実は英才教育を受けられる裕福な家庭の子がクラシックの楽器奏者になることが多いのでそもそも生活なんて困らないんですよね。
⑤クラシックの楽器奏者にとってジャズ・ポピュラーは簡単?
ものすごい数のクラシックの楽器奏者と仕事しましたが、あいつらジャズ・ポピュラーはめちゃ下手です・・・って私が言い切ったら大変なことになるので、言い直すと、私がジャズ・ポピュラーをまともにこなせるクラシックの楽器奏者と巡り会うことができませんでした。私がしょぼいギタリストだから当然ですね・・・他のギタリストはちゃんとジャズ・ポピュラーをまともにこなせるクラシックの楽器奏者と巡り会ってると思います♫
まとめ
音楽に関してのご質問はいつでもトータル・ギター・メソッドの質問スレッドからお待ちしています。
津本幸司