クラシックから
ギタリストにとってクラシックってハードル高いですよね。でも学んでためになるものがたくさんあるんですよ。早速学んで行きましょう。
民族主義
今日学んで頂きたいのは「民族主義」。上記写真のスメタナはじめ多くのスラブ系のロマン派の作曲家が書いた自国民族の音楽を取り入れたジャンルです。
「はいはい、民族音楽ね」と思うでしょ?これが違うんです。「民族主義」と「民族音楽」は似て非なるものです。「民族音楽」はその民族に昔から伝わる音楽で、「民族主義」とはその自国民族の音楽を取り入れた音楽です。さらに写真のスメタナも「民族主義がクラシックに自国民族の音楽をただ取り入れただけの音楽であってはならない」みたいなこと言ってるんです。つまり自分で自国民族の音楽を作るような感じが理想ってことですね。スメタナの「我が祖国」の『モルダウ』なんかそんな感じしますよね。(行ったことないけどww)
スラブ系でもう一人おすすめなのがドボルザークです。ドボルザークはニューヨークの音楽学校の先生になっちゃったので自国の郷愁漂う曲をたくさん残しています。『スラブ舞曲』のオーケストラ版なんて最高ですよね。懐かしく思います。(行ったことないけどww)個人的なおすすめはジョージ・セル指揮のクリーヴランド管弦楽団の演奏。ただのアメリカの田舎(クリーヴランド)のオーケストラがあんなに東ヨーロッパを表現するなんて・・・(どっちも行ったことないけどww)
勘違いもオーケー
ブラームスも『ハンガリー舞曲』を書いています。実はジプシーの音楽を参考にしてたのに、情報のない当時はてっきりハンガリーの音楽だと思って書き終えたようです。ま、売れたからいいってことで。このように他民族を勉強すると勘違いした解釈もしちゃうものです。だからこそ生まれる折衷音楽がありますよね。これもいいんじゃないでしょうか。
応用方法
応用方法としてどこかの国の音楽を聴いて、気に入った成分(音系、スケール、アルペジオ、音色、リズム)を取り入れてみてはいかがでしょうか。勘違いも大歓迎と考えると怖いものなしですよね。
まとめ
ギタリストの皆さんも民族主義を応用してみてはいかがでしょうか?