アクティヴ・ラーニング
学習にはパッシヴ・ラーニングとアクティヴ・ラーニングがあるんです。パッシヴ・ラーニングとはただ話を聞いてるだけの頭に入らない学び方です。アクティヴ・ラーニングとはノートやメモを取りながら話を聞く頭に入る学び方です。ただ、後者のアクティヴ・ラーニングにはちょっとしたコツが必要なんです。
どうやるか知りたいですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、【ノート2冊でできる!】頭が整理できる学び方が分かりますよ。
そもそも
そもそも学んでいる時の情報が入ってくるスピードってめちゃくちゃ速いんです。話を聞くことも、文字を読むことも、とてもじゃないけど吸収できるスピードじゃないんです。それに対してゆっくりじっくりノートを取っていたらドンドン取り残されてしまいます。そこで2冊のノートを使います。
1冊目は乱書
1冊目は乱書です。殴り書き程度に要点だけを自分が分かるように書いていくんです。例えば、「ドミナント・セヴンスがあったら、半音上のディミニッシュ・セヴンス・コードが、そのドミナント・セヴンス・フラット・ナインスと同じ構成音になるから置き換えられるよ、オミット・ルートになるけどね」という話を聞いたとしましょう。そうしたら乱書に
G7♭9=A♭dim7
と、書いておくんです。
2冊目は清書
2冊目は清書です。殴り書き程度にメモった乱書を違うノートにきっちり清書します。上記の例で考えると。
【ドミナント・セヴンスは半音上のディミニッシュ・セヴンスで置き換えられる】
- 理由:ドミナント・セヴンス・フラット・ナインスと半音上のディミニッシュ・セヴンスの構成音が同じだから
- 例:G7♭9はA♭dim7。G7♭9の構成音=GBDFA♭、A♭dim7の構成音=A♭BDF
- 注意:Gが省かれているのでG7のルートが省略されていることになる。これをオミット・ルートと呼ぶ
と、書いていくんです。この段取りで頭に入らないわけないですよね。
私の「できる方の生徒」は全員これをやっています。
悪い例
ただ録音するだけ・・・これは最悪で何にもなりません。私の「できない方の生徒」は全員これをやっています。
不思議な事実
「できる方の生徒」は高卒が多いんです。2019年にISMギタリスト養成所に入所できたのはたったの2名です。2人とも高卒です。そして驚きの学習能力です。驚きの成長のスピードです。すぐ大成功するでしょう。
「できない方の生徒」ってなんと早慶GMarch出身者が勢揃いなんです。恐らく「自分の高校生の頃の学習能力が持続してる!これからも持続する!」って思い込みたいんでしょうね・・・気持ちは分かりますけどねww・・・成長の遅いこと遅いこと・・・強制退所カウントダウンだと気付いてもいない・・・ま、ISMギタリスト養成所の中の狭い統計ですから信頼度に欠けますけどね♫
ただ・・・東大と藝大チームはすごいんですよね・・・まるで中学1年生のように乱書を取り、受験生のように清書して来るんです。ま、狭い範囲での標本数の信頼度にかける統計データですがww
まとめ
私、津本幸司の両親は教師でした。海外では自分の担任が父親だったこともあります。小1の頃に頭が整理できる学び方である「乱書」と「清書」を教えてもらい学習してきました。いまだに「ボビン・ケースとチャコペン」の存在を覚えている自分がイヤになりますww
皆さん・・・音楽って学習なんですよ・・・そこに気付いて欲しい。
津本幸司