アルペジオ
たくさんのアルペジオの弾き方があります。私自身4冊の書籍と3年分の雑誌講座をやりました。その中で、特に夏にオススメのアルペジオがあるんです。体が温まってる夏だからこそ練習したい3つのアルペジオを習得して下さい。
オススメ・アルペジオ①2オクターブ・メジャー・トライアド
トライアドとは3和音を意味します。つまり、Cメジャー・トライアドの場合だとCEGの3音で構成される和音です。ま、早い話がややこしい「なんとかセブンス」とか、「なんとかフラット・ナインス」みたいなのがないと思って下さい。まずはCメジャー・トライアドを練習して下さい。ただし!C音から始めるんじゃないんです。G音から始めるんです。これがポイント。タブ譜の最初の5弦10フレットはG音です。ここから始めると、覚えやすいし、弾きやすいんです。なぜならば、最初の3音を押さえてみて下さい。6弦ルートのCコードの形に含まれてる場所になってるのが分かりますか?4音目から6音目を押さえてみて下さい。開放弦を使ったCコードの形を1オクターブ上げた形になってるのが分かりますか?つまり、2つのコードを繋げてるようなものなんです。途中スライドでポジション移動するのも納得できますよね。これで2オクターブのメジャー・トライアドが往復できます。
オススメ・アルペジオ②2オクターブ・マイナー・トライアド
この譜例はAマイナー・トライアドです。原理はメジャー・トライアドと同じです。当然ながら3度が半音下がるマイナーの形になります。このトライアドは5度、ルート、3度の順で弾きますので、3音目の形が変わると考えて下さい。その後のスライドの距離が遠くなるので練習が必要ですね。
オススメ・アルペジオ③2オクターブ・ディミニッシュ・トライアド
ダイアトニック・トライアド(キーに含まれる3和音)で唯一面倒くさい名前なのがこの「ディミニッシュ・トライアド」です。キーがCの場合は7番目のBから始まるトライアドがディミニッシュ・トライアドになります。ディミニッシュ・トライアドはマイナー・トライアドの5度を半音下げるんです。5度、ルート、3度の順で弾きますので「マイナー・トライアドの最初の音を半音下げる」と考えなきゃいけないのが面倒なところです。初心者の方は形だけ覚えるだけでも大丈夫ですよ。どうせ「構造を考えながら弾こう!」と思っても、10回くらい弾いたら覚えちゃうもんです。
上記3選は
上記3選はトータル・ギター・メソッド「アルペジオ編」のA021,A022,A023の内容からほんの少しを抜粋したものです。当然ダイアトニック・トライアドを全て練習すべきですので、上記の3つだけでは不十分です。しかし、網羅的に練習する前に概要を掴んでおくのは良いことですので、トータル・ギター・メソッドをお持ちじゃない方も是非練習してみて下さい。もし、もっと踏み込んで習得したい場合は、この夏こそ!トータル・ギター・メソッドを練習すべき絶好のチャンスですので、リンクからお求め下さいませ。(予算のない方はサンプルとして2200円でアルペジオ編の書籍もお求め頂けます。本編をお求めになったら1000円返金しますので実質1200円です)
まとめ
アルペジオ3選!【夏にオススメ】2020年
- ①2オクターブ・メジャー・トライアド
- ②2オクターブ・マイナー・トライアド
- ③2オクターブ・ディミニッシュ・トライアド
是非、この夏に極めて下さい!
すでにトータル・ギター・メソッドをお持ちの方限定とはなりますが、質問はいつでもトータル・ギター・メソッドのフェイスブック・レッスンの質問スレッドからお待ちしています!
津本幸司