テンション
この記事に書きました。
コードトーン以外の音です。
使えるのと使えないのがあるんです。
よく分からないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら使えるテンションと使えないテンションが分かりますよ。
まず
使えると意味は「コードを弾く時に一緒に弾いても大丈夫」
と言う意味です。
たまに間違えて勉強してしまった人が
「このテンションは使えないって教えてもらったから、ソロを弾いているときにも弾いちゃダメなんだ!あれ?テーマのメロディにこの音が含まれてるな・・・なんで?!」
と、パニックになります。
結論
「コードトーンの半音上にあるナチュラル・テンションが使えない」
以上です。
これ以上の情報は不要です。
しかし、この情報に一文字でも欠けるとダメです。
悪い例1
不要な情報をたくさん覚えて、難しい言葉を使って、理論を難しく考えて覚える人。
「コードトーンの3度と11thのテンションが半音でぶつかることにより濁った印象になるので、アヴェイラブルと考えずにアヴォイドと考えて、オクターヴ上げて弾いたとしても響き的に良くない・・・」
なんのこっちゃ・・・こういう人って日本人に限らずメチャクチャ多いんです。
そう、今ドキッとしたあなたです。
(この一文を書くと、翌週に20人くらいの生徒が「あのブログのあなたって僕のことですよね・・・すみません・・・」と言って来ます)
もちろん、間違った勉強の方法です。
悪い例2
必要な情報が欠けている人。
「コードトーンと半音隣の音は使えない。」
これ間違いです。
これだと、CMaj7のCEGBのコードトーンですら、Bの半音隣にCがあるので、あろうことかルートが使えなくなってしまいます。
正しく
「コードトーンの半音上にあるナチュラル・テンションが使えない」
と覚えるべきです。
情報は多すぎても少なすぎてもダメなんです。
解説
CMaj7のコードトーンはCEGBです。
テンションはコードトーン以外の音です。
その内、ナチュラル・テンションとは♯とか♭が付いてないテンション、つまりスケール内の音です。DFAの3つになります。
- Dはコードトーンの半音上にありませんので使えます。
- Fはコードトーンの半音上にあるので使えません。
- Aはコードトーンの半音上にありませんので使えます。
DとAが使える。Fが使えない。
この結論が導き出せればオーケーです。
名前
使えるテンション=「アヴェイラブル・テンション」
使えないテンション=「アヴォイド・ノート」
名前なんて覚えなくても大丈夫です。
このような外国語の名称から先に覚えようとするから混乱するんです。
その順序で教えてる人がほとんどですし、ネットで似非音楽理論講座を論じてる人達や、最後まで読み通せるウソ音楽理論書を出している似非ギタリストもその手順です。注意して下さい。
まとめ
「コードトーンの半音上にあるナチュラル・テンションが使えない」
これだけ覚えておけば良いでしょう。
初心者ギタリストの参考になれば嬉しいです。
津本幸司
初心者から上級者まで。ギター理論の学習ならこのメソッド一択です。トータル・ギター・メソッド