ショーペンハウアー
日本ではショーペンハウエルという人の方が多いかも知れませんが、アメリカ育ちの私はショーペンハウアーで統一します。
随感録
まずはサッとこちらをお読みください。この中には有名な『読書について』も入ってます。「反復は学習の母」「重要な書物は二度読め」的な名言がぎゅっと詰まっていますよ。
音楽
このショーペンハウアーの音楽に対する考え方がスゴいんです。もの凄く簡単にいうと、「ごちゃごちゃ生きてないでボケーッと楽器弾いているのがゴールだよ」という意味です。
事実、ショーペンハウアーも晩年食後はフルート演奏をしていました。
構成要因
厭世主義(全部最悪やんけ的な)→毒舌→快楽主義・・・の流れの構成要因は時代的にナポレオンが面倒くさいことやってたというのと、高校生のころ父親が謎の死というのと、プラトンとカントを学生時代に学んだ後に、インド哲学(仏教など)が入ってるということです。
ドストエフスキー研究者もドストエフスキーの過去を寄せ集めて作品との関連を考えますが、ショーペンハウアーも同じような感じです。
今もマジ使える
ただ、ショーペンハウアーのなんちゃらかんちゃらは今普通に使えます。時代的には1880年没ですが、同時期のトルストイの書斎には肖像が飾られ、チャーリー・チャップリンの映画『街の灯』には机の上に『意思と表象としての世界』が隠れて置いてあります。
この二人は「どのように自分の文学人生に活用するか」「どのように映画人生に活用するか」が分かった人です。
ギタリストが活用する方法
ショーペンハウアーを読み漁って「あなたというギタリスト」が活用する方法が分かるなら、やってください。
私は、今の時代に、今から読み始める大人には「時間的に」無理だと思っています。だから数十年掛けてやった私が数十冊分をぎゅっと絞って、果汁だけ、いや、エキスだけ、いや、成分だけを5分から10分で注射するような指導を心掛けています。
予備知識不要で参加出来ます。9月開催計画中(HPにもまだ掲載していません)の「音楽哲学セミナー」決まり次第情報希望の方は「9月ショーペンハウアー係」とメールしてください。