音楽理論
音楽理論って学ぶのも難しいですが、使い方ってもっと難しいんです。だから質問するべきなんですが、その質問方法がめちゃくちゃ難しいんです。私自身何カ国でこの講義をしたことでしょう。世界中で勘違いしてる音楽家が多いんです。自分も勘違いしてたら・・・心配ですよね。
心配無用です。
この記事を読んだら、99%が知らない音楽理論の実践用質問術が分かりますよ。
結論
音楽理論は
「どれが正しいですか?」
と聞かずに
「あなたならどうしますか?」
と質問する
以上
世界の真面目な音楽家
私自身、世界中で質問されます。現在進行系で日本のトータル・ギター・メソッドの会員様からもしばしば質問頂きます。
「このコード進行の時はどんなスケールを使うんですか?」
最も困る質問です。と、いうのも答えは
「なんでも大丈夫だよぉ」
になるからです。頭ごなしに突っぱねてる訳じゃなくて、何を使ってもいいからです。
次に多い質問が
「このコード進行でこのスケールは使えますか?」
ってやつです。これも必ず
「はい」
としか言えないんです。使ってはいけないスケールなんてないからです。
型があると思い込みたい
どんなことでも共通してることですが、人は「決まった型があると思い込みたい」んです。それに当てはめて思考停止で動いた方が楽だからです。音楽理論をその思考停止で楽するための道具に使うのが間違いなんです。私は日米の書籍でしつこく書いてますが、音楽理論は音楽の現象をまとめたものでありルール・ブックじゃないんです。だから、型があることを前提に質問されたら答えられないんです。それに答える人がいるなら偽物の音楽指導者です。
気持ちは分かる
でも、質問者さんの気持ちも分かります。何を弾いたらいいか分かりませんものね。そんな時にオススメの質問方法は
「Which scale would you play, Koji?」
(コージ、あなたならどんなスケール弾くのかしら?)
です。(しばしば、金髪JD相手にこの話をするので)
これだと私が音楽理論と個人的な嗜好に基づいて選択したスケールを答えられるので私も話やすいです。そして、質問者さんが聞き出したい答えそのものが答えられます。
まとめ
大人のギタリスト達よ!ま、そうは言っても質問者さんのお考えまでお見通しなので、「ホントはこういうことを聞きたいんでしょ?」というのも踏まえてお答えしますので自由に質問してくださいね。(トータル・ギター・メソッド会員様限定)
今日も元気にいってらっしゃいませ!
津本幸司
おまけ
大阪での初のセミナーをスタッフが大急ぎで企画してますが、「音楽家になるためのセミナー」とするようです。初めて「プロ」の文字を取ります。プロもアマチュアも境目がなくなった今の時代に合わせた25年目の決断です。
先行情報はまだ公開してませんが決まり次第情報欲しい方は「大阪先行情報希望」とメールしとくといいそうです。asiansoundinternational(アットマーク)gmail.com