どこまですり減ったら交換すればいいのでしょうか?
多少すり減った方が弾きやすい気もするし・・・分からないですよね。
心配無用です。
この記事を読んだらいつピックを交換すればいいか分かりますよ。
結論
トータル・ギター・メソッドでは以下のように推奨しています。
- リード演奏時は少しでも欠けたらすぐ交換。
- コード演奏時は1㎜削れたら交換。
リードの場合
リード演奏といっても、ジャズ・フュージョンのような繊細なリードもあれば、荒々しいブルースのリードもあります。
繊細なリード演奏をするギタリストは、爪で擦って欠けた感触があればすぐ交換する方が良いでしょう。
荒々しいブルースを弾く時は使い続けても問題ないでしょう。
コードの場合
パワーコードでそこまで削れることはありませんが、ストロークやカッティングが続く曲では5分ほどで削れてしまいます。頻繁に交換するのは経済的ではないでしょう。しかし、1㎜削れている状態は「かなり」磨り減っている状態であり、技術的に支障をきたす分岐点となるでしょう。
ポール・ギルバートは
少し脱線しますが、知り合いのポール・ギルバートは私が捨てるピックを見て「これだったらまだレコーディングで使えるよ」と言っていました。私はポールが使っているピックを借りて「これでは家でコードすら弾けない」と言いました。私が未熟なだけかもしれませんが、奏者によって変わることもあるようです。
ちなみに私は
私は1年間に1500枚使います。1枚100円と考えても15万円・・・とんでもない出費です。当然私達プロにはスポンサーが付いているので出費はありません。
では、アマチュアの方はどうすればいいのでしょうか?
解決策
ステージ別(段階別)に使い分けるんです。
- 繊細演奏ステージ:最初に繊細なリードを演奏用に新しいピックを下ろします。
- ブルージー・ステージ:それが少し欠けたらブルージーな演奏用に回します。
- リズムギター・ステージ:少し削れてきたらパワーコードなどのリズムギター用に回します。
- カッティング・ステージ:さらに削れてきたらカッティング用に回します。
これで1枚のピックが無駄なく使えます。
まとめ
- リード演奏時は少しでも欠けたらすぐ交換。
- コード演奏時は1㎜削れたら交換。
これを基準にステージ別に使い分けましょう。
- 繊細演奏ステージ
- ブルージー・ステージ
- リズムギター・ステージ
- カッティング・ステージ
ヒントになれば幸いです。
津本幸司